8人目は愛され人間 Part3！

気持ちと体 ページ4

渋谷 side

なかなか覚えられへんいつものメンバーに加えてAも珍しく覚えられてへんみたいや


ちょくちょく休憩挟んでやってはいたんやけど、Aはその間もずっと練習してた



「A、お前ちょっと休め。水分摂らんかったら体保たんぞ」


貴方「次の休憩で飲むから大丈夫」


「そんな焦って覚えることあらへんて。ライブまでまだまだやねんから」


貴方「うちがイヤやの！全部ちゃんとしてたいねんもん。ゆっくりとかそんなんイヤや」


「俺はお前の体心配して…(安「ええよ。やりや。」


錦「ちょっと章ちゃん！」


安「そのかわり渋やんにそう言うたんやったら、今日中に覚えや？」


貴方「できるし！」



ヤスの言葉が刺激になって、結局次の休憩も休まず…



安「やっぱあんな言い方したらアカンかったかな？あー言うたら辞めると思ったんやけど」


「大丈夫や」



裏目にでるとはまさにこの事やな


1、2時間が経過した頃、俺の隣で踊ってたAが急に視界から消えた



「A！」


貴方「ハァッハァッハァッ、もっ、やｯ…ﾊｧｯﾊｧｯﾊｧｯ」



すぐに寄ってきた亮がAの体を支えてやりながら、話しかける



錦「A、ゆっくり口から吸って鼻で吐いて。落ち着いて」


貴方「ｽｯ、ハァッハァッもう分からへんｯハァッハァッ、できひんｯ」


錦「大丈夫やから。ほら、俺と一緒に息してみよ？」


横「力抜きや？どっくん支えてるから大丈夫やから」



目が虚ろなAに皆んなで声かけてやって、何とか意識保たせてる状態や



村「大丈夫か？俺らの声聞こえとる？」


貴方「んっ、ﾋｸｯハァッハァッ、んん」


錦「ん、大丈夫やな。あとゆっくり深呼吸したら苦しいの無くなるから」


貴方「はぁ…はぁ…しんどいっ」


丸「A、今日のリハはもうお終いやから家でゆっくり休もうな」


大「なんも気にせんで大丈夫やから」


貴方「ん、ｯ…」


安「体痺れてへん？大丈夫？」


貴方「はぁっ、はぁっ」ﾌﾙﾌﾙ


安「落ち着くん待ってから移動しようか」



Aの呼吸が落ち着いてから、亮がAのことを車まで運んだって家に帰った

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