【d!】RPGかと思ったら乙女ゲームだった (ページ10)

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〜１ヶ月後〜

攻略本を読み始めてはや1ヶ月。

どうやら、このゲームは超長編で学園物も入っているようで、まず我々学園に入学するところから始まるらしい。そして、卒業。その後魔王討伐のために、攻略対象達(+サポートキャラ)と旅へという流れらしい。

キャラと、恋愛しながら魔王討伐へ♡

とかふざけたこと書いてやがった。

さて、どうするか。

ゲームの補正的なものがついて、絶対に巡り合わなければいけないのか…

それとも、普通に回避出来るものなのか…

考えるが、全然答えが見つからず軽くイライラしてくる。

そして、あるページを見てため息をこぼす

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※途中でサポートキャラは死んでしまうため、そのあとは自力で攻略しよう！！

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私…死ぬかもしれないんだよなぁ

はぁ…と、もう一度ため息をこぼす。

いや、なんだよ。死ぬって…残酷すぎるだろぉ

無意識に手に力が入ってしまう。

当たり前だろう。余命宣告を受けたようなもんだ。

しかも、年齢的に20ちょい過ぎくらいに死ぬ…

多分、私の今の年齢は15とかそこら辺。生きられても5年くらいってとこ？

学園の入学する時の年齢が15…

もう、時間が無い…

そんなことを考えているとコンコンとノックする音が聞こえてきた。

誰だろう？

ここに来る人なんて1ヶ月間誰一人いなかった。嫌な予感がする…

「はーい」

と言い、ドアを開ければそこには黒の服に身を包んだ男が2人いた。

黒「あなたが、ルーク・ライラさんですね。」

「そうですけど…」

黒2「貴方は、我々学園に入学するにふさわしいと認められた。よって、我々学園に強制入学してもらう。」

うん。ちょっと待って？

「は…？」