Double Face. 【HQ!!】３

烏.１１１ ページ34

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　１セット目はこちらが先取した。でも、まだ、飛雄くん日向くんの速攻には慣れてない。まあでも、祐斗は触れるようになってきたからあとはブロッカーかな。


　「お疲れさまです。」


　ドリンクやタオルを配りながら声をかけていく。

　皆の顔は面白いものを見つけた顔をしていて、楽しかったのがよく分かる。予想外のことをしてくるのが烏野だからワクワクしてる。

　プレゼンした通り、面白いチームでしょ？



　「あの速攻、コミットで１人つけて絞った方が楽か？」

　「かも。その方が祐斗が取りやすいんじゃない？」


　ドリンクを飲んで、汗を拭いて、でも対策を話し合うのは止めない。聞き耳を立てるのが楽しくて、こっそり聞いてたら司に意見を求められた。


　「アレ、ブロックいないとこに跳んでるよな？」


　「そだね、基本的に。」


　「んじゃ、篠原に徹底マークつかせるか。」


　「視野が広いしね。」


　凌さんに呼ばれたしのくんが少し焦りながら、こちらへ来たから私はそっと退散して祐斗のところ。



　「おー…、西谷楽しいわ。やっぱスゲーし。」

　
　「私も早くしたい。今日全然ボール触れてないし。」

　
　今日も夜は３ｖ３するけど、それまでにボール触りたいな…。あとで誰かに付き合ってもらってサーブレシーブしたい。

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