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烏.１５ ページ18
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結果から言うと、烏野は一次予選を突破した。
ノートに書かれた情報はほとんどが烏野について。常波はほとんどが３年で春高に残らないからメモを取っても使うことはない。少なからず書いてはいるけど使えないだろうな。
「お疲れさまです。」
「あっ、A！お前、青城の主将と知り合いなのか！？それに一緒にいた美女の人誰だ！？」
話してただろ！とノヤが詰め寄ってくる。…ノヤは聞いてくると思ってたよ。ノヤの言葉にほかの人たちもこちらを見ている。そんなに見なくてもいいのに。
「及川先輩は、北一のときの先輩だから知り合いだし、あの２人は友達の友達で友達になったの。」
莉華さんと乃亜さんについては軽く嘘だったりもする。友達の友達ではないから。どっちかと言えば先輩の先輩で同じチームのメンバーだし。言えないけど。
「か、彼氏とかいらっしゃるのか！？」
「田中、気持ち悪い。片方はいて、片方はフリーだけど年下には興味ないって言ってたよ。」
ノヤと田中の絶望する顔にほかの人たちも苦笑しながら見ていた。…まあ、２人とも美人だけど。ノヤの場合は、ノヤのほうが小さいけどその辺はいいのかな…？
「及川さん、元気そうでしたか？」
「え、飛雄くん気になるの？」
渋々、という感じでうなづく飛雄くんに苦笑いしつつ相変わらず元気だったよ。と答えると少々いやそうに、そうスか。と言われた。ああそういえば、前に試合したときは足をくじいたとかで３戦してないって言ってたから気にもなるか。
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