お姫様の脱走計画 【青】

第10話 ページ12

『ﾎﾟｶｰｰﾝ( ｡ﾟДﾟ｡)』

伊織「どうしたんですかお嬢様。そんなアホみたいな顔して。」

『おい、アホはいいすぎだろ。せめてでも"バカみたいな顔"と言え』←変わらな


でもそんな顔をしていたのは事実でもある。

昨日のことが忘れられない。


私の部屋に城関係者以外の男の人が入ったのもう10年くらいないよ。

しかも男の人とベッド入ったんだよ？


あのときはさ、パニクったからベッドとかいうバカみたいな答え出してさ

机の下とかあっただろって話。


思い出しては恥ずかしくなる

『///』


伊織「大変！お嬢様の情緒がおかしくなってる！！今すぐお医者さん呼びます！」


これは大事だと城内は大パニック

ーーー

医者「全然体に異常はありませんよ。変な夢でも見たのでしょう」


ママ「ありがとうございますぅ 良かったねA」

『う、うん』


医者「では私はこれで失礼致します」


結局医者を呼ばれ、診察された。

めんどい中よく頑張ったぞA

ーー

『……何この散らかり用。』

部屋に戻ると私の部屋の汚さに唖然した。


脱ぎ散らかされたドレス。

投げてゴミ箱に入らなかったティッシュごみ。

その他もろもろが散乱していた。



これなら伊織も注意しとけよ…ほんとに執事検定1級か？！


『片付けるか…』
ーー

ベッド付近を片付けていると、あるものを見つけた。


Aちゃんへ

僕の国はお隣です。

ぜひ遊びに来てね！

ちなみに僕は、1人で頑張ってこのお城に来たよ！


そんな紙切れがふわりと落ちていた。

『ﾌﾌｯ( 〃▽〃)』

その紙を見て舞い上がる私。


今度行ってみよう

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