Prolog-11 ページ14
？？？「そこまでよ。この外道。」
？？？「間に合ったんだ。良かった。」
銃声の正体は、見知らぬ女性が持つリボルバーだったようだ。
あいつらが誰かは知らない。でも、大体の予想は付く。
…"如月機関"、私達をしつこく追い回していた組織。
新のイレギュラーに動揺してか、モノクロウも焦っている。
虹上「えぇぇぇぇぇ!?三王寺さん!?」
河西「おい、お前大丈夫か!?さっき頭に銃を…!!」
三王寺「……………」
加賀鈴「仮面が保護してくれたみたいだ。」
奏「そ、それでも念のため、応急措置を…！」
？？？「ちょっと！君たち、すぐにそいつから離れて！
あいつの言葉を信じちゃダメだ!!君たちは騙されてる！」
歌舞谷「え？さ、三王寺のことを言ってるの…？」
響「も、もうあたし、何がどうなってるのか1個もわかんないよ…おうち帰りたい。」
奏「だ、大丈夫だよお姉ちゃん！きっと何事もないよ。大丈夫…！」
前田「何だよ一体…その人たちは誰なんだ…！」
？？？「………………!!」
？？？「前田勇気…。ついに会えたわね。…本当にそんな姿になってしまって。」
前田「…え？」
空「前田さん、知ってる人ですか？」
前田「い、いや、全然…」
？？？「銘苅、でもこの状況は…」
銘苅？「分かってる。そこまでは情報を得られなかった。でも、確かなことから処理していかないと。
…君たち、よく聞いていて。混乱するのももっともだけど、私の話に耳を傾けて。
君たちがどこに住んでる誰かは知らないけれど、君たちを島に連れてきて、殺人ゲームをさせようとした張本人…その黒幕はまさにその三王寺帝よ。」
幕之内「な、何だと!?」
三王寺「………」
？？？「信じられないかもしれないけど、事実だよ。僕たちは以前から追跡してて、やっと尻尾を掴んだんだから。」
前田「ちょ、ちょっと！いきなり頭に銃を撃つような人の言葉を信じろっていうの？」
銘苅？「…こうして君と対立することになるとはね。
今すべてを説明することは出来ないわ。確かなのは、三王寺帝は重大な犯罪者だということ。
目的は分からないけど、今ここで君たちに殺人ゲームをさせて、何らかの計画を実行しようとしてる。
三王寺帝は以前から似たような計画を数回実行して、その度に私たちは奴を捕らえようと努めたけど、何度も失敗したわ。
そうするうちに、今日ついにチャンスを掴んだ。今回あいつを逃がすと、次はまた何をやらかすか分からないわ。」
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作者名：トランスウォランス | 作成日時：2024年2月6日 0時
