1章:狼ゲーム8 ページ10
調査が終わったのでリビングに戻ると、本編どおり報告が始まった。
ミサキ「脱出できそうなところは見当たらんかったな…。」
ショウマ「結構探したから見落としはねーと思うけど…。」
コウ「キッチンの冷蔵庫には食料と水があったな…。」
『シャワールームは一人になりやすいだろうし、狼の格好の的だろうね。出来るだけ三人で行動することをオススメしておくよ。』
マキ「私たちが探した二階も特に出られそうな場所はなかったんだけど…。」
ユウト「ご丁寧に色んな武器が置かれた部屋があったよ…。
サバイバルナイフやボーガン、毒薬まで揃ってたし。
あれを使えば簡単に人を殺すことができるかもね…。」
リツ「さ、三階も出られそうなとこはなかったんだけど…。こんなものが置いてあって…。」
そういって、リツさんは盗撮写真を見せる。
Aさんは前髪をピンで全部止め、髪も結んでいる。そしてこれは…仕事中かな？ペンを握っている。かなりイラついてる様子だ。とても想像出来ないな。
コウ「なんだそれ…。」
リンタロウ「写真…？」
アオリ「こ、これって…。」
ショウマ「俺たちの写真じゃねぇか…。」
ユウト「ほ、ホントだ…。」
驚いてる推しも最高か？好きだ。
…と、この写真が出てきたんだし、私たちが意図的に集められたと考えても自然だよね。実際そうだし。
マキ「これって、盗撮写真…！？」
タケオ「こ、こんなプライベートな写真まで…。」
チエ「わ、私…ストーカーされてたんですか！？」
ミホ「これがイタズラだとしたら本当に悪質だわ。」
ミサキ「ウチらをここに連れてきた犯人の仕業やろか…。」
オサム「おそらく…。」
リンタロウ「それにしても謎ばかりだね…。」
コウ「とにかく…。
この建物から出られそうな場所はなかったということだな…。」
チエ「こ、この後はどうするんですか？
狼が、羊を殺すかもしれないんですよね？」
タケオ「とりあえず、一番危険なのは武器庫だな…。
そこから武器が持ち出されないように、俺は武器庫を見張ろうと思う。」
リツ「うわぁ…あやしー！」
ショウマ「確かに怪しいなぁ…おっさん…。」
タケオ「ち、違う！
本当に俺は、みんなの安全を考えてるだけだ！
えっと…じ、じゃあ、あんた。俺と一緒にきてくれないか？」
良かった、シナリオ通りサトルさんが選ばれた。
今回は特に何もしなくて良いし、コウさんと交渉の予約をして、後はユウト君と喋ろう!!
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作者名：トランスウォランス | 作成日時：2023年10月2日 21時
