1章:狼ゲーム24【狼裁判パート】 ページ26
メリー「そ、それではみなさん！全員揃いましたね？
い、今から狼裁判を開廷します！」
みんないやいやという感じだが、誰も逆らうつもりはないらしい。電気流されるのが相当痛かったんだろうな…
メリー「お、狼裁判では、みなさんに誰が狼なのかを推理してもらいます！
そして、狼を一人選んで処刑してください！」
オサム「ということは、今から確実に誰か一人が死ぬということですね…。」
ショウマ「マジかよ…。」
メリー「その通りです！そして、見事狼を処刑できれば脱出への扉が開かれます！みなさんの名推理を期待しますよ！
それでは第1回狼裁判の開廷です！」
狼/裁/判/開/廷
ミサキ「ついに始まるんやね…。」
ユキナリ「う、うん…。」
タケオ「あぁ…。でもウジウジしてても何も始まらねぇ…。
今は狼を見つけるしか、ここから脱出する方法はねぇぞ…。」
ミホ「そうね…。」
リンタロウ「まずは、現状を整理してみようか〜♪︎」
ユキナリ「あ、あの、Aさんは事件について詳細にメモしていましたよね？わかっていることを教えていただけませんか？」
『…。
しょうがないな…。今回はチュートリアルとして僕が情報を出します。次からは自分で推理してくださいね？』
ユキナリ「つ、次って…怖いこと言わないでくださいよ…。」
『じゃ、メモを読み上げますね。
今回の被害者は記者の高山マキさん。昨日23時頃、シャワールームにて浴槽に血で染まった水に沈められた状態で発見された。第一発見者は森ミサキさん。
·女性
·身長約160センチ
·記者という役職柄、恨みを買っていた可能性は高いが、絞り込みは不可能
·死亡時刻は2〜3時間前、深夜だったため発見が遅れた模様
…こんなところかな。』
ユキナリ「え、えっと…犯人がわかったんじゃないんですか？」
『…これはあくまで"狼裁判"。
全員で推理して結論を出さなければ意味がないんです。
だって…』
リツ「推理も何も、狼はもう分かってるだろ？
なぁ？コウ…。」
コウ「………」
リツ「殺されたマキのすぐそばに倒れていたお前の服には…。返り血がついていた…。
マキを刺し殺した犯人はコウなんだろ？」
コウ「だから、俺はやっていないと言ってるだろ…。」
リツ「じゃあさ〜。
お前が"マキを刺し殺してない"っていう証拠をみせてみろよ。
まあ、どうせ証拠があったとしても…。苦し紛れの言い訳だろうけど…。」
証拠を提出する？
→YES
NO
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作者名：トランスウォランス | 作成日時：2023年10月2日 21時
