86話 ページ39
you side
い「それじゃあ、2泊3日、みっちり稽古するから、みんながんばろうね！」
「じゃあまずは冒頭の読み合わせからお願い」
い「前回の反省生かして、今度はもう少し掘り下げていこう」
幸『気をつけてね、アリババ』
天「おい、ここのシェヘラザードはそんな能天気じゃない」
幸「はぁ？…ああ、おうさまからハーレム要員になれって言われてるからか」
天「そうだ。脚本でそれが明らかになるのは終盤だが、役者はそれを踏まえて演技しろ」
幸「はいはい」
天馬…嫌味っぽくなっちゃうのは困るけど、具体的に教えられてる…
お姉ちゃんが前言ってたよりも全然だ笑
もしかしてあんまり心配することなかったかな笑
幸『あんた、昔から人の話をちゃんと聞かないって言う致命的な欠点があるから』
天「そこも。アリババに対する気持ちがこもってない。感覚的にやるな」
幸「…わかってるよ」
幸は台詞をさらっと流しがちなのが弱点だな。
天馬が細かくつついてくれてるから、よくなってきてるけど。
一『あ、あの子もマジかわいい。ねえねえ、オレと遊びに行かない？』
天「そこはもっとテンション上げる」
一「え？そーなの？」
天「未来の嫁なんだから、他の子をナンパする時より変化させる」
一「ふーん。そういうもんなんだ。オケオケ！」
一『あ、あの子もマジかわいい。ねえねえ、オレと遊びに行かない？』
一成さんは役を掴めてるのはいいんだけど…
それだけなんだよな…だから演技が薄く感じる
椋『大人になりなよ、アリババ。幻のがく…』
天「楽園」
椋「ごめんなさい！」
椋『大人にな・大人になれよ、アリババ』
椋は指摘されると萎縮しちゃってミスが増える。
もっと自信を持って続けられないと、板の上でもこけちゃうな…
三『幻の楽園だろ？幻なんだから存在するわけないじゃん』
三「いい加減…あ！」
い「どうしたの、三角くん？」
三「あの雲、さんかく！」
天「今、懐古中だろ！」
演技については安定してる。
私と同じタイプで憑依型なんだと思う。
問題は芝居への集中だな…。うーん、演劇をもっと好きになってくれればいいんだけど…
幸「ってか、シェヘラザードって、なんで千夜一夜物語なんて始めたんだっけ」
一「なんかそういう仕事なんだっけ？」
天「違うだろ」
三「おむすびもらったお礼かな〜」
天「絶対違うだろ！」
一「んー、つづるんいないからわかんないよね」
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向日葵 - 湊さん» ありがとうございます！とても嬉しいです！中々更新速度が上がらなくて申し訳ないですが、引き続き応援してくださると嬉しいです！ (2021年4月11日 0時) (
レス) id: 6167edb96b (このIDを非表示/違反報告)
湊 - めっちゃ好きです！！！続きが気になります！！！これからも応援してます！！！ (2021年4月7日 16時) (レス) id: cf9f44b425 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵 | 作成日時：2021年3月22日 23時
