71話 ページ24
you side
春組公演が終わったし、そろそろ自分の部屋の家具を揃えなきゃいけないなって思っていた
そんな時至さんから声かけてくれて、現在助手席に乗って移動中。
隣を見るとやっぱり整ってる至さんの横顔に思わず見惚れてしまう
至「ん？どうかした？」
「あ、いえ笑なんでも笑」
至「そう？ならいいけど、もうすぐ着くよ」
着いたのは近くの家具屋さん
「今日はベットと机と…」
至「あのダンボール机ともおさらばなわけだ」
「言わないでください笑」
至「ごめんごめん笑何から見る？」
「とりあえずベットから…」
至「了解」
店「いらっしゃいませ、どんなものをお探しでしょうか」
至「Aはどんなのがいい？」
「えっと…」
店「ダブルベットならあちらにご用意がございます」
「いやあの…」
至「妹が一人暮らしするんで、シングルを探してるんです、いいのあります？」
店「妹さんなんですね！仲が良さそうだったので新婚さんかと思ってしまいました笑勿論こちらにご用意しております」
至「ありがとうございます、また決めた時に呼んでも大丈夫ですか？」
店「勿論です、失礼いたします」
「妹って…」
至「説明めんどいし楽かなって」
至「ってか、新婚だってさ？」
「っ！からかわないでください！」
至「ふっ笑ごめんごめん」
：
：
：
：
：
：
「すみません長い時間付き合わせちゃって」
無事に全部買い終わって再び車に乗り込む
至「これくらい気にしなくていいよ、Aとのんびり話せるのもないしね」
「たしかに笑これからもっと騒がしくなりますもんね」
至「ほんとに。…あのさ」
「はい？」
至「前にAが言ってた舞台に立ったらきっとわかるって言ってたの」
「…あぁ、ありましたね」
至「わかった気がする、前よりも」
「…よかったです。至さんが残ってくれて」
至「…引き止めてくれてありがとう」
「こちらこそありがとうございます笑」
至「あとさ。もしAが誰かと演技がしたくなったら、その時は一緒にエチュードやろうよ」
「…！…いつになるかわからないですよ？」
至「うん、待ってる」
「出来ないかもしれないですよ？」
至「それでもいいよ」
「…ありがとうございます笑至さん」
そこから2人何も話さなくなった。
ただそれは心地いい静寂のように感じた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 189人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
向日葵 - 湊さん» ありがとうございます！とても嬉しいです！中々更新速度が上がらなくて申し訳ないですが、引き続き応援してくださると嬉しいです！ (2021年4月11日 0時) (
レス) id: 6167edb96b (このIDを非表示/違反報告)
湊 - めっちゃ好きです！！！続きが気になります！！！これからも応援してます！！！ (2021年4月7日 16時) (レス) id: cf9f44b425 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：向日葵 | 作成日時：2021年3月22日 23時
