バスケで天才と呼ばれた少女

17話 ページ19

空side

丸高との練習試合が決まり楽しみな中、今日は雨だから体育は男女どちらも体育館で行うそうだ。

男子はバレーで女子はバスケか……

男1「車谷ー！次休憩だってさー！」

空「わかったー！」

僕たちは試合の邪魔にならない所に移動し休憩する
隣の女子はー、丁度Aが出てるのかA達のチームが15点差で負けてるのか。

相手のチーム女バスの人多い気がする。見たことある人が何人か…
経験者とか片寄らないようにするもんじゃないの？なんて思いながらぼーっと試合を見る

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主人公side

「……」

あまり経験者だって目立たないようにしてるからムズムズする…

すると同じチームの子達が少し争い出す

女1「ちょっとちゃんと動いてよ」

女2「ご、ごめん」

女3「まぁあっち女バス多いし仕方ないよ」

皆の雰囲気が暗くなる

女2「わ、私運動苦手だからあんまボール持たないようにするね、ごめん」

「よし」

女123「え？」

「私にボール回して？」

女1「う、うん」

「ありがと、残りの時間皆がバスケ好きになってくれるようにするから」

そして運動が苦手だって言った子の肩に手を置き

「もう少し、うちのわがままに付き合ってくれる？」

と言った。そして耳元で

「後、落ち着いてあの板の四角に当てれば入りやすいよ」

とささやく。

「よし！反撃開始！」

バスケをやることから逃げていた。周りに見られることから。でも今ここで逃げたらこの子達はバスケ嫌いになる。それは違う

少しでもいいバスケを好きになって欲しい
この時間だけでも面白いって思ってくれたら嬉しい

女4「じゃあ残り時間5分からスタート！」

まずはこっちボール

女1「Aちゃん！」

そして私の所にボールが回ってくる

「皆前に！」

私はドリブルをつきながら進む

女5「取る！」
　 「え！？」

女バスの子がボールを取ろうとしてくるが、私はハーフラインから3ポイントを決める

「うちがボールもったらシュート打てるとこに行って！パスは任せて！」

そうしてDFに戻る

また私がカットして今度はフリーだった他の子にパスをする

女3「！！！」

そしてその子がシュートをいれる

「ナイッシュー！」

ハイタッチをする。するとその子は笑顔で笑ってくれた

「よし！次いくよ！」

私もきっと本当の笑顔で答えられている

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