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108. ページ8

私は部屋を出た後、泣いた。
人前で泣くなんてあまり無いから、羞恥心もある。

けど、涙が止まらないんだよ。



警官「更に悲しませるかもしれませんが」


「…へ?」


警官「あの人、来月中旬には死刑になるんです。
……その時はよろしくお願いします」



聞くには私が調べた以上に罪を犯してるらしい。
そっか、そうなんだ。


嬉しい様な、悲しい様な、それでも安堵した気持ちが入り交じる。
確かに憎くて仕方がなかった、それでも愛してたから悲しいんだよ。


私、院長からほのかに香るタバコの匂いが好きだったなぁ。

頭を撫でてくれる手のぬくもりが好きだった。


軽く優しい声も好きだった。



でもどことなく怖くて、たまに見える見下す様な目が、怖かった。


好きだった、愛してた、怖かった。

なんで溺れちゃったの。


どうしてお母さん達を殺したの。



今でもずっと思ってる、なんで、どうしてって。
でも…もう安心できるのかな…?


建物から出て警官さんと別れると、見知った人物が立っていた。


「ぅあ、さまとき……」


左馬刻「ッこのダボっ!お前まで居なくなっちまったら…俺は、」



あ、そうか、左馬刻にとって合歓ちゃんと一番仲がいいのって私だ。

そう思ったら更に泣けてきた。


あと……後ろから声がするのは気の所為では無い。



「じゅうとさん」


銃兎「っはー…!この馬鹿者、貴方が早く助けを求めてたらこんな事にはならなかったろ!!」


「ごめん、なさい」


甲高い声が私を説教した。
うるさいと感じながらも、申し訳なさは感じていて…素直に謝った。

銃兎「生きてて…良かった」



銃兎さんは小さく呟いた。
私って案外大切にされてるんだな、と思ってしまうのも仕方が無い。

だって、素振りとか見せてくれないじゃん…。



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わぁぁぁ!!!
理鶯さんの誕生日忘れてた!!

一日遅れてごめんなさい!
小説の雰囲気もぶち壊してごめんなさい!


追記

ひふみんも誕生日おめでとう!!

109.→←107.



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Hikaririka(プロフ) - ライナさん» 本当に可愛いし、カッコ良いですよね!分かります!! (2022年7月14日 18時) (レス) id: aa52a3539d (このIDを非表示/違反報告)
ライナ(プロフ) - 乱歩さんありがとう!私の最推しが可愛いのにカッコ良すぎる!! (2022年7月13日 23時) (レス) @page17 id: be5fff55a0 (このIDを非表示/違反報告)
Hikaririka(プロフ) - 七巳流さん» わーい!神だァ!!(喜び) (2022年7月8日 22時) (レス) id: aa52a3539d (このIDを非表示/違反報告)
七巳流 - ん、良い。神。 (2022年7月8日 19時) (レス) @page14 id: ba1fef69e7 (このIDを非表示/違反報告)
Hikaririka(プロフ) - 七巳流さん» これからどうなるんでしょうね、ふっふっふ…(不敵な笑み) (2022年7月2日 17時) (レス) id: aa52a3539d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゃむねこ@元Hikaririka | 作成日時:2022年6月15日 17時

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