【乱歩落ち】笑った、その衝撃で息を忘れた参【文スト】【ヒプマイ】

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｢……？｣


アレ、何してたんだっけ。
なんで私は探偵社のベッドで寝てるんだろう。

えっと、…なんか、誰かに会ったんだよなぁ。


あ、院長に会ってたんだ。

そっか、私院長に撃たれたんだ。


思い立ったらすぐ行動、私は服を着替えて(近くにあった私の服)出かける準備をした。
と言っても今バックもねーし、化粧もねーから何もすることないんだよ。
スマホ、どうしよっかな…まぁ持ってくか。


ヨコハマ内にあるデカい刑務所はあそこしかない。

まぁ、皆さんお気づきだろう。
今から院長に会いに行く、ソレは何故か。


……別に自ら刺されに行く訳でもないんだからさ、話に行くだけだよ。



あ、メモしとこ。



よし、じゃあ行ってくるか。


''少し出かける"









｢"すみません"｣


警官｢どうされました？｣


｢"鳳仙玄鳥って人居ます？出来れば面会したいんですけど"｣


警官｢あー……ちょっと上の人に聞いてきます。少々お待ちを｣



ん？なんでスマホでやり取りしてるかって？

普通に出にくいんだよ、声が。
掠れた声が出る。


しばらく外で待ってたら警官の人が帰ってきた。



警官｢護衛付きの五分程度なら話せるらしいです｣

｢"じゃあ、お願いします"｣


建物内に入って、割愛してある一室に来た。
ソコにはもう院長が居て。


｢ひさ、しぶり｣

院長｢なんで呼んだんだい｣



｢最後に…もう会うこともないから、言おうと…思って｣


院長｢何を？｣


冷たくて無機質な声が部屋にこもる。
私はこの冷たい声が嫌い。


｢……確かにアンタは…クソ野郎やで、クスリやらに溺れて、虐待して……そやけど、やけど、｢愛しとった｣…なんて今ちゃうと言えへん、やろ｣



院長｢…そう｣



愛しとったで、心の底から。

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