【乱歩落ち】笑った、その衝撃で息を忘れた参【文スト】【ヒプマイ】

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蒼｢やァ、お目覚めかな？｣



｢……何の用｣



冷たく言い放っても、私の心臓は震えていて。
コレが張り裂けそうって意味なのかな、って馬鹿みたいな考えをしていた。



蒼｢ちょッとつまんないから話そうッて思ッてさァ〜｣



｢私、貴方に話す事なんて無い｣



蒼｢えェ〜、話に付き合ってよ｣




やっぱり梵さんの性格はコイツか…。
なんというか、呆れたよーな気持ちがする。

コイツの表情から気持ちを抜き取るなんてこと、出来るのだろうか。



考えろ、何とか出る方法を……と言う前にまずはこの足枷だよなぁ。
足が痺れそうなぐらい重いのに、今さっき無理に動かしたから、痛い。

とっっても痛い。



蒼｢其の鎖、重いでしョ｣


｢痛いと思うなら外してくれない？｣


蒼｢其れは無理｣



……コイツ、ほんっとにウザイな。
笑顔で｢無理｣って言うなよ、傷付くだろーが。

オマエ、マジで嫌い！



そんな考えもコイツは知らずにニコニコ笑って、私の反応を見て聞いて笑って。
……気持ち悪っ！


鳥肌たった、気持ち悪すぎて。




｢…アンタってさ、ドSのお方？｣


蒼｢そうかもね〜｣


｢そこは否定しろっ！｣




コイツと居ると、梵さんより疲れる。
まぁ梵さんはコイツの性格を真似てやった事らしいからなぁ、コイツの方が疲れるな。

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