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乱歩「おはよー!蒼くん、今さっきぶりだね!」
よたよたと赤ちゃんみたいな事ををしながら、乱歩さんに手を引かれて歩いていく。
だって、足枷重いんだもんなぁ……。
ドアが開かれると、目の前に居た。
あの人が。
蒼「ッ、……なんのようかな〜?」
一瞬だけ、息が詰まったように見えた。
いや、見間違えじゃない、ホントに驚いた表情が一瞬見えたんだ。
乱歩「あーおーくーんー!もうAに真実伝えてるから無駄だよ」
「蒼、さん?……兄さん、?」
呼び方に戸惑ってると、泣きそうな顔をした。
分かってる、私も泣きそうだしなんなら泣きたい。
でも、呼び方が分からないんだよ…!
乱歩「ほらほら、感動のご対面ー」
急に乱歩さんに背中押されて、わっ、とよろけた。
あー…近付いてしまった、気まずいな……。
「……あの、「ごめんねッ、A」
私が言う前に謝られた。
だから私は目の前の人に問いた。
「ねぇ、また、蒼兄さんって呼んでも、いいの……?」
おのずと声が震えた。
呼び方に困ってたのは事実だから、声なんて震えなくたっていいのに。
何故か、震えちゃうんだ。
蒼「勿論、良いよ。……本当にごめんね、」
震えた声で謝られ、私はソレを許した。
……まぁ、睡眠薬吸い込ませたのは許して無いがな。
次の瞬間抱きしめられ、かけた。
抱きしめようとしたのを止めたのは、乱歩さんだった。
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気付けば
オルコットちゃん、マーク、ルーシーちゃんの誕生日が過ぎていた。
うん……テストだったんだ、ごめんね。
とりあえずおめでとう!!
あと、京都出身設定どこ行った??
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作者名:しゃむねこ@元Hikaririka | 作成日時:2022年11月5日 20時