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154. ページ4

乱歩「おはよー!蒼くん、今さっきぶりだね!」


よたよたと赤ちゃんみたいな事ををしながら、乱歩さんに手を引かれて歩いていく。
だって、足枷重いんだもんなぁ……。


ドアが開かれると、目の前に居た。


あの人が。




蒼「ッ、……なんのようかな〜?」



一瞬だけ、息が詰まったように見えた。
いや、見間違えじゃない、ホントに驚いた表情が一瞬見えたんだ。


乱歩「あーおーくーんー!もうAに真実伝えてるから無駄だよ」



「蒼、さん?……兄さん、?」




呼び方に戸惑ってると、泣きそうな顔をした。
分かってる、私も泣きそうだしなんなら泣きたい。

でも、呼び方が分からないんだよ…!



乱歩「ほらほら、感動のご対面ー」



急に乱歩さんに背中押されて、わっ、とよろけた。
あー…近付いてしまった、気まずいな……。



「……あの、「ごめんねッ、A」



私が言う前に謝られた。
だから私は目の前の人に問いた。



「ねぇ、また、蒼兄さんって呼んでも、いいの……?」



おのずと声が震えた。
呼び方に困ってたのは事実だから、声なんて震えなくたっていいのに。

何故か、震えちゃうんだ。




蒼「勿論、良いよ。……本当にごめんね、」



震えた声で謝られ、私はソレを許した。

……まぁ、睡眠薬吸い込ませたのは許して無いがな。



次の瞬間抱きしめられ、かけた。
抱きしめようとしたのを止めたのは、乱歩さんだった。



-------------------‐---✄‬-------------------‐---✄‬


気付けば
オルコットちゃん、マーク、ルーシーちゃんの誕生日が過ぎていた。
うん……テストだったんだ、ごめんね。

とりあえずおめでとう!!


あと、京都出身設定どこ行った??

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作者名:しゃむねこ@元Hikaririka | 作成日時:2022年11月5日 20時

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