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とある日の朝。
いつも通りに目を覚ました私は、寝転んだまま天井を眺める。
…あれ、豆電球、付けっぱなしにしてたっけ?
ゆっくりと起き上がって隣を見ると、衝撃の光景が目に入ってきた。
乱「むにゃむにゃ」
なんと弊社自慢の可愛くて強い名探偵が隣で寝ていた。ラブコメか。
とはいえ私もこの程度のことにもう動揺したりはしない。びっくりはしたが、乱歩さんにその気が毛頭ないことはきちんと分かっている。
貴「…乱歩さん、起きてください」
乱「むにゃぁ」
起きない。
無理やり起こして機嫌を損ねてしまっても仕方ないので、朝食の準備をしようと床を出た。
乱歩さんがいつの間にか私の部屋にいるのはこれが初めてではない。これまでに何度かあったことだ。
大方、何らかのトラブルに耐えかねて太宰さん辺りに私の部屋の鍵でも開けさせたのだろう。勘弁してください。
今日は何だろうか。この間は雨漏りだか何だかだったはずだが…。
乱「朝食は何?」
うーん、確か卵の賞味期限が近かったから、目玉焼きとかかな。でもトーストも食べたいから上に乗せようか…。
貴「!?起きたんですか!?」
乱「うん。今日は窓枠に雀が5羽も留まってたからね!」
乱歩さんの寝起き事情は雀の数に比例するのだろうか?
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麗(プロフ) - 5ページ 太宰さんに乱歩さんに 乱歩さんを ではないでしょうか? (2021年3月28日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 3ページ 丈が眺めの 眺め ではないと思います、、 (2021年3月28日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
飛花落葉(プロフ) - みずさん» 嬉しいです!ありがとうございます! (2018年8月13日 19時) (レス) id: 3b14457373 (このIDを非表示/違反報告)
みず(プロフ) - 乱歩さんに萌えました。あなたとあなたの作品が好きです心から。 (2018年8月9日 6時) (レス) id: 40c42479fe (このIDを非表示/違反報告)
飛花落葉(プロフ) - 通りすがりの変人さん» 嬉しいです!頑張ります!読んで頂きありがとうございます〜! (2018年5月27日 5時) (レス) id: a4f8881ef2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飛花落葉 | 作成日時:2018年3月21日 15時