女の子として。 ページ9
伊作と仲直りができた後早速包帯巻きにとりかかる。
なんだか大量の切ったふんどしがその辺に転がってるけど気にしないでおこう。
伊作も僕のことで悩んでくれていたんだと思う。
普段の伊作なら不運発動しなければこんなに散らかさないから。
なんだか申し訳ないな。
「伊作巻けたよ」
伊「早っ!相変わらずAは手先が器用だなぁ」
「だって巻くだけだよ?」
伊「それでもここまで綺麗に早く巻くことは僕でも出来ないよ」
そう言って伊作は苦笑した。
カラカラ
カラカラ
伊「ねぇ、A」
「んー?」
伊作は手を止めてじっと僕を見た。
そんなに見つめられると恥ずかしいじゃないか。
「どうしたの?」
伊「また今度保健委員の手伝いしてくれないかい?」
「え?いいけど」
急にどうしたんだろう。
いつもだったら気軽るに声かけるのに、
伊「次は裏山に薬草積みに行きたくてね」
「うん」
伊「その…」
「?」
伊「A」
「うん?」
伊「その時だけでいいから女の子として僕の隣にいてくれないかな」
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もしゃどーる(プロフ) - あーーさん» あーーさんありがとうございます!!更新頑張ります。°(°´∀`°)°。 (2021年3月17日 19時) (レス) id: 105769ebda (このIDを非表示/違反報告)
あーー - この小説大好きです! (2021年3月17日 17時) (レス) id: d228b33f0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もしゃどーる | 作成日時:2020年9月11日 12時