前に向かって。 三木ヱ門side ページ22
私は何をしてるのだろう。
自分で決心して告白したくせに、答えなんてわかっていたはずなのに。
なんでこんなにも。
涙が止まらないんだろう。
胸が痛くて、苦しくて、押しつぶされそうでこのぐちゃぐちゃした感情を何とかしたい。
学園内をぐるぐると途方もなく歩き続けると目の前には会計委員長の潮江文次郎先輩がこちらに向かってくる。
文「三木ヱ門どうしたんだ？そんな目を真っ赤にして｣
よりにもよって潮江先輩に見られるなんて、、。
この話は先輩には話しがたい。
だって先輩は学園一ギンギンに忍者していて、学園一、二を争うほどA先輩のことを想っている。
これは忍術学園の忍たまの中でも有名だ。
それに昨日の昼頃A先輩を巡っての争いが行われてたみたいだし。。
そんな人に話せるわけがない。
三木｢すいません潮江先輩今日は委員会休ませてください｣
そう言って私は潮江先輩に頭を下げてその場を離れた。
なにか叫んでいたけど私にとって今はどうでもよかった。
こんな顔で部屋に戻りたくない。
そう思ってしばらく人が通らない場所にそっと身を隠した。
喜｢こんなところにいたんだ三木ヱ門｣
｢喜八郎…｣
後ろを振り向くと喜八郎が立っていた。
喜｢その顔…、…頑張ったよ三木ヱ門は｣
三木｢私はもう先輩に振り向いてもらえないのか｣
何を言ってるんだ私は。
喜｢三木ヱ門は滝夜叉丸を応援するんでしょ？ならあとは滝夜叉丸自信に頑張ってもらわないと｣
三木｢…そう、だな｣
喜八郎の言う通りだ。
そのために私は。。
喜｢それに僕も…きっと振り向いてもらえないだろうから｣
三木｢え？｣
喜八郎の横顔は少し悲しいような今まで見たことない表情をしていた。
でもそれはすぐに変わって
喜｢ほら潮江先輩が三木ヱ門のこと探してたから早く行った方がいいよ｣
三木｢か、会計委員会…｣
あれ？私さっき断ったはずなんだが、、
喜｢今にも噴火しそうだった｣
三木｢馬鹿！それを早く言え！｣
結局最後はこうなるのか！
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もしゃどーる(プロフ) - あーーさん» あーーさんありがとうございます！！更新頑張ります｡°(°´∀`°)°｡ (2021年3月17日 19時) (
レス) id: 105769ebda (このIDを非表示/違反報告)
あーー - この小説大好きです！ (2021年3月17日 17時) (レス) id: d228b33f0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もしゃどーる | 作成日時：2020年9月11日 12時
