ばかばっか ページ3
1時限目は魔法薬学。
もちろん、あたしにはバディが組める相手はいない。
……あ、あの人、1人かな？
歩み寄ろうとしたその時、その生徒が既にバディを組んでいる生徒に話しかけた。
「なあ、俺達3人でやろうぜ」
「なんでだよ。お前、余ったのか？」
「それが、バディ組んでないのAしかいなくて」
「ふはっ、ご愁傷さま！ほら声かけてこいよ」
「マジ最悪ー」
……最悪なのは、こっちだよ。馬鹿。
どうして？あたしが何をした？あんた達はあたしの何を知ってんの？
悪意が刃のように突き刺さる。
……駄目だ。吐きそう。今日はもう、無理。
あたしは
授業の準備をしているクルーウェル先生の元へ行く。
「先生、あの」
「どうした、仔犬」
「今日は授業を休みます」
威圧が溢れる双眼に見降ろされて、声が少し裏返ってしまった。
また吐き気が襲ってくる。とりあえず帰ったら横になろう。
「ステイだ駄犬、帰るのは理由を言ってからだ。」
「え……」
帰ろうと背を向けた途端、声を投げかけられた。
理由は言えない。バディが組めなかったので、なんて納得してくれるはずがないし。
しばらく何も言えなかった。
先生の眼圧が、こわい。
「なぜ休むんだ、理由は！」
あまりの迫力に怖じけ付く。
周りが、クスクスと笑っている。
羞恥に顔が赤くなって、思わず涙が滲んできた。
私は耐えきれずに逃げ出した。
「おい！待て！駄犬！」
呼び止められるのも構わず、走って、走って、走る。
息が切れる。けれど走らなければ死んでしまうから、走って、走って……。
気がつけば、そこはオンボロ寮だった。
あたしは、うずくまって泣いた。
ユウが早退した時は心配した癖に。
ユウにはとびきり優しい癖に。
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アイカ(プロフ) - ぐああああ、最後の最後でっ！！心臓だけじゃなく、臓器も持っていきやがったな‥このジェイド・イケメン・リーチがッ！ (2023年2月19日 18時) (
レス) @page41 id: ac6b3b28c7 (このIDを非表示/違反報告)
＼(^o^)／ - 待った待った待った待ったぁ？！夢主いい子すぎやろ！！(´；ω；｀)（泣） ハッピーエンドで良かったです！あとジェイドと夢主はお幸せになぁ!!!! (2022年3月29日 15時) (レス) @page41 id: 111ab3751f (このIDを非表示/違反報告)
・(プロフ) - *瑠璃*さん» えへへめちゃんこ嬉しいです！泣かないでください私が人様を泣かせるなど恐れ多い……読んで頂きありがとうございます！ (2020年12月11日 21時) (レス) id: 81aa5af38e (このIDを非表示/違反報告)
*瑠璃* - 待ってホントに泣いちゃうって(((((更新頑張ってください！応援してます！！ (2020年12月10日 20時) (レス) id: f48c22676e (このIDを非表示/違反報告)
・(プロフ) - まるるさん» 今でさえ、証拠もないのに夢主の陰口を言う奴がいますからね…。アズール先輩が何を言っても聞くかどうか…。果たして夢主がどうなるか、お楽しみください！コメント本当に嬉しいです、ありがとうございます！ (2020年11月21日 17時) (レス) id: 81aa5af38e (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年9月13日 17時
