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遅くなりましたが ページ23

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飛貴様の誕生日から数日。

私は御屋敷の方に用事があり、かれこれ一週間ほど飛貴様の家を空けていた。

私の代わりに飛貴様に付いてくれていた他のハウスキーパーとは密に連絡をとっていたから飛貴様の様子は知っているが会うのは久しぶりだ。



A「ただいま戻りました」



玄関にきちっと揃えられた靴。

ハンガーにかけられたコート。

これらが飛貴様がご在宅であることを表しているが、いつものようにバタバタとした足音は一向に聞こえてこない。
仕事のことでもしてるのかな?

とりあえず洗面台で手洗いうがいをし、買ってきた食材を冷蔵庫に詰め2階へ。

自室で外出用の服から室内用の服に着替え、飛貴様の部屋の戸をノックするも返事はない。



A「失礼します」



中に入ると布団を被ってベットの端で三角座りしている飛貴様。
もしかして具合悪い?

いや、でも朝は普通だったって言ってたよな……。

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作者名:☆ゆゆまる☆ | 作成日時:2020年3月7日 19時

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