第五話 ページ5
「貴殿は小官が守る」
女の子なら誰もが憧れる台詞だろう
心ときめくようなことを、彼はきっと何とも思わず言っているのだろう
天然と言うやつか
「あの、この人らは…」
「小官のヒプノシスマイクを狙う連中だ」
「毒島さんの、ヒプノシスマイクを…？」
ピンッと音がして
相手のヒプノシスマイクが起動する
手にするものによって、マイクも、スピーカーの形もかわるというマイク
「あれは違法マイク。使用を禁止されているマイクだな。そして、小官の持つマイクは…」
「軍用に開発された、ヒプノシスマイク・プロトタイプだ」
同じようにマイクを起動する音
毒島さんのマイクは、軍が使う様ロングアンテナタイプのトランシーバーのようなもの
ひとつ言わせて欲しい
「ちくしょ… AN/PRC-152みたいでめっちゃかっこいい……くぅ…！！」
どうか読者の方ググッて欲しい
そんなかっこいいヒプノシスマイクを持つ毒島さんの後ろには四つの銃口のついた大きなバズーカ様なロケットランチャーの様なものがが四つ程現れる
それだけわかる
実力の差が違いすぎる
「プロトタイプは、通常のヒプノシスマイクに比べて性能が違う。小官のことは気にせず、虎杖は小官に守られていればいい」
さっきからなん何だこの人は
普通の女の子なら即落ち二コマですよ
「くたばれ毒島ァ！！」
マイクを通してのラップバトルが始まる
相手のラップを浴びても
毒島さんは微動打にしない
だが決して隙は見せず、すぐさま反撃してしまう
これがcrazy Mの力
凄まじいバトルの掛け合いに
ほぼ見惚れている状態だ
ふと、視界の隅が揺れた
気付いた時には身体が動いていた
「くたばりやがれぇ！！」
「っ！」
毒島さんの死角へと回り込んだ敵のひとりが
マイクを片手に言の葉を飛ばす
例え毒島さんでも、直撃したら危ない
わかってる
だからこそ
" 私は前に出る "
「虎杖！」
毒島さんの、
私の名を呼ぶ声がより脳に届いた気がした
低い低音
綺麗な音
直撃した言葉は軽い爆発を上げて
砂煙が舞う
大丈夫
それだけの言葉を上げる
きっと驚いているだろう
それは敵も、毒島さんと同じ
ヒプノシスマイクは相手の精神に干渉しダメージを与える
それを
私は" 打ち消す "
「ヒプノシスマイクは、私には効かない」
これは能力でもなんでもない
ただの " 体質 " なのである
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彪雅(プロフ) - Locoさん» 一日に二週も！貴重なお時間を使って頂きありがとうございます！もうこの作品以上の良い物作れる気がしません(^^;楽しんで頂けたようで嬉しく思いますありがとうございます！ (2021年7月2日 7時) (
レス) id: 1f8ddf155c (このIDを非表示/違反報告)
Loco - 一日で二周しました。なんかもう幸せすぎます！ありがとうございました！ (2021年6月30日 18時) (レス) id: 2cf4de4ba9 (このIDを非表示/違反報告)
彪雅(プロフ) - 完結してもうすぐ一年やのに未だに通知来るの怖いみんなヒプマイ大好きかよありがとうございますありがとうございます (2021年5月31日 23時) (レス) id: 1f8ddf155c (このIDを非表示/違反報告)
彪雅(プロフ) - 2次元依存症さん» 返信遅くなって申しわけないです！一気読みありがとうございます頑張ります！ (2020年10月5日 2時) (レス) id: 7fa9381753 (このIDを非表示/違反報告)
2次元依存症 - すぐに一気読みしてしまいました！本当に面白かったです(^^)これからも頑張って下さい*\(^o^)/* (2020年7月14日 21時) (レス) id: 2f3de9b29a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彪雅 | 作成日時：2020年5月20日 15時
