八百十四発目 ページ6
「恋愛相談？これに？」
「そうですね、彼女に送るプレゼントは何がいいかなぁ、みたいな」
「この人、三日目で指輪送ろうとしてたんだよ。それは若干重たいからもう少し受け取りやすいのにしとけっていう話をしてたんだよね」
「なんでそんな話になったかはよくわからないけど、まあ、うん、いいや」
側から見たらナンパだもんな。そりゃ心配しますよね。君私のこと大好きだもんね。はははは。
ナンパだったらどんなによかったことか。まだナンパの方があしらいやすいわ。
「てか、ありがとね。ふつーに話聞いてくれて。おれ、彼女できたの初めてだったから、どうしたらいいかわかんなかったんだよね」
「あ、彼女できたの初めてだったんだ。手慣れた感じしてたのに」
「大学デビューってやつ？ちょっとね、キャラ変えてみたんだよね」
あ、こいつ大学生だったんか。
じゃあ少しだけ年上なのか。いや、大学生のくせに女子高校生に意味のわからん声のかけ方すんな。
Lサイズのドリンクを飲んで欲しいってなんなんだよ。わけがわからないよ。大学生怖いよ。変人ばっかって聞いてたけど本当だよ。
「まあでも、そんだけ君に愛されてる彼女さんは幸せ者だろうね、大事にしたりなよ」
「そうかな、ならよかった。あ、そうそう、君の名は？」
「某映画風に聞いてくんな、名作を汚すな。……A。もう会うことないだろうけど、一応覚えてくれたら嬉しいわ」
「A、ね。ありがとね。んじゃ、デート楽しんで」
そう言いながら手を振って立ち去っていった謎の男。そういや、名前聞くの、忘れてたなあ。
「嵐のような男だった……」
「悪いやつではなさそうだったね」
「悪い奴ではないんだろうけど、よくわかんない奴だったわ。ああいう奴、嫌いじゃないけどさ」
「まあ、Aが好きそうなタイプではあるね」
「君が一番だ・け・ど・ねっ！」
「うっざ」
「ひど………」
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黎(プロフ) - part1から今まで何年もずっと楽しく読ませていただいていました！本当にとっても大好きな作品で青春と言っても過言じゃないです。またいつか読める日が来ることを密かに願っております。どうかご自愛ください。 (5月27日 0時) (
レス) id: 34b52b5dca (このIDを非表示/違反報告)
ur - 初期からずっと読み続けていました。毎回楽しく読まさせていただきました。よろしければパスワード教えていただきたいです！ (2023年3月28日 19時) (レス) id: 4ee04d18e2 (このIDを非表示/違反報告)
姫鷹白雪(プロフ) - 3年ほど前からずっと楽しませて頂いておりました。最終pertだけでも読める幸せを噛み締めております。またもう一度作品が読めることを願いながらお待ちしております。 (2023年1月20日 0時) (レス) id: 26275d8f4c (このIDを非表示/違反報告)
まい - part1が書き始められてからずっと読んでいた者です。何年かかってもまたもう一度読めることを楽しみにしてます。 (2023年1月6日 0時) (レス) @page18 id: dd5261c9fc (このIDを非表示/違反報告)
りんごそーだ - 最新Partのみパスワードをかけずに公開したままにして下さっていることに優しさを感じます。とても長い間楽しませていただきました。ありがとうございます。ご自愛ください。 (2022年11月8日 23時) (レス) id: 809a212072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Hullendoolr
| 作者ホームページ：?
作成日時：2018年12月13日 20時
