HiGH&LOW〜Secret girl〜

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ナオミ side



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海に行ってから数週間後。


あれからと言うものの、Aのおかげなのかコブラは最近少しずつだけど笑顔を見せるようになってきた。


ヤマトとも"Aのおかげだよね"ってつい最近も話してたばかり。





なんか、何となくだけど。


あたしは幸せだな、って最近思うようになった。


兄貴居なくなって辛かったけど、こうやって山王の奴らが居て、苺美瑠狂のみんなとも仲良くなって仁花やA、山王街の人たちと出会えた。


なぁ、兄貴。


これって幸せだよな？







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ダン｢お、A今日はなんや？｣


A｢今日は杏仁豆腐です！｣


テッツ｢杏仁豆腐!?すげー…｣


チハル｢もちろん手作り？｣


A｢もちろんです！｣







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最近はITOKANにスイーツメニューが出るようになった。


全てAが作ってるんだけど。(笑)


でもこれがめっちゃ美味しくてさ。


意外に人気メニューになりつつある。


それが嬉しかったのかAはスイーツの練習し始めた。


ITOKANにパティシエができたのかもな。






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コブラ｢…A｣


A｢はぁーい？｣


コブラ｢…俺も。｣


A｢はいはい(笑)｣


ヤマト｢あれ？コブラ甘いもん嫌いじゃなかったっけ？｣


コブラ｢…うっせぇ｣





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満更じゃなさそうなコブラ。


Aも嬉しいのかニコニコしてる。


つい最近までAはコブラのこと怖くて怯えてたのにいつの間にか仲良くなってる(笑)


ってか仲良いを通り越してラブラブ？みたいな(笑)






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ヤマト｢んまっ！｣


ダン｢ほんまや！甘さも控えめやし…これならコブラ行けるんちゃう？｣


｢コブラ、食べてみろよ｣






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みんなが見守るなか、コブラが恐る恐る杏仁豆腐を口にした。


誰もがコブラが口を開くのを待ってる、っていう謎の時間。(笑)






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コブラ｢…うめぇ。｣


｢｢｢おぉー！｣｣｣






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なんだこれ(笑)





でもAもめっちゃ嬉しそうだし、


なにより本当にコブラも幸せそうな顔してるからいっか。









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幸せなんて、このままずっと続くと思ってた。



＿＿＿この時までは。

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