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｢..やま、たやま、｣
｢んん..もうちょっと、｣
うっすらと目を開けると目の前には…藤ヶ谷??
俺は目をパチパチさせて見つめた
｢起きた？ぐっすりと寝てたから起こそうか迷ったんだけどね｣
｢あ、うん、あ、ごめん、狭かったよな｣
ベッドから降りようとすると
グイッと引き寄せられた
｢もう少しこのまま｣
藤ヶ谷は俺の腰に腕を廻しそのまま抱き締めた
俺は唯寂しいだけかなと思い頭を優しく撫でた
｢んん〜..ミツ〜..｣
玉が居る事を忘れてた俺は慌てて起き上がり
何事も無かった様に寝室を出た
｢あっぶねぇ〜..玉居るの忘れてた、｣
｢何が危ないの？｣
｢ほへ、！？！いや、別に、？｣
｢ふーん｣
てか、何で隠してんだろ？
別にハグ？みたいのだから良いよな、あれ？
(( ﾌﾞｰﾌﾞｰ ))
机の上で光る携帯を見れば横尾さんからの着信
俺は急いで電話に出た
｢もしもーし、横尾さん？｣
｢あ、みっちゃん？今から大輔に迎えに行く！｣
｢仕事終わったの？お疲れ様！待ってるねー｣
電話を切ったと同時に藤ヶ谷が寝室から出てきた
｢あ、藤ヶ谷！今から横尾さんが迎えに来てくれるって〜｣
｢うん、ありがと｣
俺は藤ヶ谷に近づきニコニコと微笑み優しく頭を撫でた
｢何、2人ともそうゆう関係なの？｣
玉の言葉に俺はびっくりして目を見開いて見つめた
｢あ、いや、これは、｣
｢何、玉、嫉妬？情けないね｣
｢はぁ？そんな訳無ぇじゃん｣
｢ふーん。あ、渉着いたから帰るね、有難う北山｣
ポンポンと頭を撫でて藤ヶ谷は帰っていった
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作者名：ピヨちゅ~ドン!! | 作成日時：2016年2月20日 3時
