Dandelion (ページ5)

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大橋は返事待つ間、呼吸でも止めてたんかってくらいの大きな深呼吸を2回して今度は俺らの様子を黙って見てた反対サイドにいる大吾と正門の方を向いて

和｢大ちゃんも正門も、、、ありがとぉね？ほんで、もし平気なら今日泊まってってくれん…？｣

正｢俺は明日は午後からやから大丈夫やで？｣

西｢西畑も明日オフになったから平気なんやけど明日もはっすんとおりたいし昨日お風呂はいられへんかったから1回帰って戻って来るんでええ？｣

和｢ええのぉ…？大丈夫？｣

西｢ええの！こういう時の為にはっすん家と病院が近い所に引っ越したんやから。ついでにナースステーションに泊まるって声掛けとくな｣

なんて会話の後にもう一度大橋がこちらに顔を向き直してまたもや眉毛を八の字にしながら

和｢丈くん……大ちゃんも正門もおってくれるから、、大丈夫やで？昨日からおれのせいで色々あって疲れとると思うし……寝てないんやろ？顔色悪いから、今日はもうゆっくり、、、休んでほしいんよ｣

まさか、まだ顔色が悪くしんどそうなやつが人の顔色なんか心配してくるとは思わんくて面食らったが確かに少し緊張感がとれたせいかドッと身体が重くなった気がした。

西｢丈くん、車やから送るで？｣

丈｢あーここ、駅まで少しあるんやっけ？じゃあ頼むわ｣

西｢家まで送っていくって｣

丈｢え、だって俺ん家─｣

西｢1度車に乗ってしまえば変わんないで？それに今の時間帯は通勤ラッシュやし乗り換えもあるでしょう？さほど遠くもないし……それとも寝不足で満員電車乗りますか？｣

軽く脅しにも聞こえたが今から満員電車は避けたい。

丈｢……あぁ、頼むわ｣

西｢じゃあ西畑、先にナースステーションに泊まること伝えに行くんで｣

和｢大ちゃんまた後でな？｣

正｢戻ってくる前に夕飯お願いしたいから連絡してな？｣

西｢ほ～い｣

大吾が病室出ていく。

俺も自分の荷物を持って出ようとしたら

和｢丈くん……｣

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