136話 余計 ページ38
〜次の日〜
浅村「おはようございま」
職員室に入ろうとした時
突然、嶋田さんに
腕を引っ張られた
嶋田「岡部に電話したのか?」
浅村「何ですか、いきなりに!?
離してください!」
嶋田「昨日俺が向かってる間、帰らないように
岡部に伝えたのか聞いてんだ」
浅村「・・・知りませんよ!疑うのは勝手ですけど
仕事の邪魔はしないで下さい」
嶋田「・・・」
〜職員室〜
楓「おはよう。柴田先生さ
古賀先生と荒井先生に声かけて
どっか行ったんだけど、何かあったの?」
浅村「え?」
〜理科室〜
荒井「何よ、改まって」
柴田「お忙しい所すみません。でも最近
新津に仕事振りすぎなんじゃないかと思いまして」
古賀「は?」
柴田「ここんところ、ずっと残業続きですよ
この様子じゃ、いつメンタルやられても
可笑しくありません」
古賀「新米のうちは、あれが当たり前だろ〜おい」
荒井「新津先生が文句でも言ってたの?」
柴田「いや、それは言ってないですけど」
荒井「それとも何?あなた、新津先生の
成長の機会を奪うつもり?」
柴田「・・・」
荒井「彼の事を想うのなら、あまり首を
突っ込まない事ね」
〜職員室〜
楓「それは、なかなか難しいわね」
浅村「新津君は知ってるの?」
阿部「チッ、また面倒起こさせやがって」
柴田「すみません。でも俺、間違った事
言ってますか?」
阿部「柴田よ、周り見てたら分かるだろ
職員室は民主主義じゃない、封建主義なんだよ」
柴田「封建主義?」
阿部「それぞれの学年は、その学年主任が統一してる
やり方にお互い口出ししない事がルールだろ?」
柴田「でも、同僚が苦しんでるのに
見ないふりするのは違うと思います」
阿部「青いこと言ってんじゃねぇよ」
柴田「いてっ。あ、そうだ!
嶋田さんに言ってもらいましょうよ!」
阿部「バカ、余計こじれるだけだ」
柴田「何もしないよりマシです」
楓「ちょっと!」
阿部「し〜らね」
〜教室〜
古賀「お〜い、早くしないと生徒達来るぞ」
新津「はい」
荒井「こんな所にいたの?」
古賀「こいつ最近たるんで、精神を鍛えなおして
あげてるんですよ、な!」
新津「っ、はい」
荒井「それくらいにしておきなさい
学年会議始めるわよ」
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レー - これからも続き気になる・・・ (2021年3月6日 20時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
レー - はい、、、 (2021年3月6日 18時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - あっ、あの、ニックネーム「あすか」ってなってるんですけど、私「いち」です。ごめんなさい。2つ使い分けてるんです。 (2021年3月6日 15時) (レス) id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
あすか - レーさん» レーさんも読みたいですよね!! (2021年3月6日 15時) (レス) id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
レー - あの・・話の続きは・・・? (2021年3月6日 11時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小雪 | 作成日時:2021年2月20日 20時