愛を叫べ4 (ページ50)

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197話　もう少しだけページ50

相葉「名前、もう大丈夫だよ！」

櫻井「警察に捕まったし
　もう怖い思いはしなくて済むよ」

大野「よく頑張ったね」

二宮「うん、偉いよ」

松本「部屋、片づけるの手伝うよ」

相葉「そうだね！
　これ、どこに置けばいい？」

名前「・・・」

大野「名前？」

名前「あ・・・あ、そ、それは
　このテーブルでいいよ
　ありがとうね」

相葉side

震える声
震える肩
震える手

辛かった、怖かった、苦しかった
小さい体がそう叫んでいるように見えた

それでも
無理して笑っている

名前

俺達もう

気づいてるよ

相葉「名前、泣いていいよ」

名前side

無意識に体が震える

みんなが来てくれて
本当に嬉しかったし
もう何も怖くないはずなのに

なのに・・・

私、ちゃんと笑えてる？
私、ちゃんと答えられてる？

そう考えていると

泣いていいよ

という声が聞こえた

顔を見上げると

相葉ちゃんが笑顔で頷く

そして、それにつられるように
4人も頷いた

相葉ちゃん
あなたはいつも突然

それに、少しズルい

名前「私・・・私・・・」

声を震わながら

名前「怖かった・・・怖かった！・・・
　怖かったよぉぉ！！っ・・・」

思いっきり叫んだ

名前「うわーーーーん！！！」

思いっきり泣いた

子どもみたいに

わんわん泣いた

そしたら

1人が
頭をポンポンとたたいてくれた

これはリーダー
いつも、私を褒めてくれる
よく頑張ったねって
そう言ってくれる

1人が
背中をさすってくれた

これは翔ちゃん
いつも、私を見守ってくれる
無理すんなよって
そう言ってくれる

1人が
左手をぎゅっと握ってくれた

これは潤くん
いつも、私をみんなの元に引っ張ってくれる
1人じゃないよって
そう言ってくれる

1人が
頬っぺをツンツンと突く

これは、ニノ
いつも、私を安心させてくれる
そのままの名前でいいんだよって
そう言ってくれる

1人が
ハンカチを差し出してくれた

これは、相葉ちゃん
いつも、私を笑顔にしてくれる
名前を笑顔にするのは俺だって
そう言ってくれる

大好きで

大切で

大事な

人たち

また、みんなに甘えてしまう

ごめんね

ありがとう

もう少しだけ

このまま

泣いてもいいですか？