【コード・ブルー】青空日和5

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白石side

医局に入ろうとしたら
藍沢先生と名前が話していた

藍沢「西条先生から聞いた
　 何で俺を推薦したんだ
　 お前だって行きたかっただろ」

え？名前が藍沢先生を？
それって、名前はトロント行きを
諦めたってこと？

私が藍沢先生に夢を追いかけてほしいって
お願いしたから？

名前「お前は、俺たちの誰よりも
　 奏ちゃんを心配している
　 それに、全ての責任を自分で負うつもりでいる
　 でも、それはただの自己満足だ
　 夢を諦めても、時間が戻る訳じゃない
　 時間がそこで止まっちゃうだけだ
　 だったら、奏ちゃんのためにも
　 強くなって、腕を磨いた方がずっといい
　 もう二度と彼女を悲しませないためにも
　 お前は歩き出さないといけない」


正直、私は2人ともトロントに行ってほしかった
だって2人は実力もあるし
いつも何事も真剣に向き合っている

それに、とても信頼できる医者だから

でも、現実はそう甘くない

トロント大に行けるのは1人だけ
自分の夢を叶えるためには
仲間同士で競争しなければならない

常に仲間と助け合う事が当たり前な
私たち(救命)には酷な話だ

だけど、あの2人はどこか嬉しそうだった
いつもお互いの背中を追いかけ
追い越す事を楽しんでいる


それは、今だけじゃない



きっと









これからも

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