【コード・ブルー】青空快晴7

325話 ページ31

名前「図々しいお願いだって事は
　 承知しています
　 でも、彼は本当はトロントに
　 行きたいはずです
　 断っているのは、1人の患者と常に真剣に
　 向き合っているから。
　 彼は、自分のスキルをもっと磨きたいって
　 いつも思ってます」

西条「そうだな」

名前「トロントに行って、少しでも
　 世界の医療を目にして
　 もらいたいんです
　 ・・・お願いします」

西条「苗字・・・」

名前「あ、すみません
　 勝手で・・・」

西条「アハハ！
　 実はな、ここに来たのも
　 お前に会いに来たのは藍沢を説得して
　 もらいたかったからなんだ」

名前「え？」

西条「いや〜俺も凄く迷ってさ
　 藍沢も新海も腕は確かだし
　 トロントに行っても優秀な人材だと
　 認められるって事は確信してた
　 でも、本人たちが断ってきて
　 どうしようかと思って
　 お前に藍沢の背中おしてもらいたくて
　 お願いしに来たんだよ」

名前「つまり・・・？」

西条「お前も俺と同じ気持ちだって事は
　 分かった。嬉しいよ
　 もう一度、藍沢と話してみる
　 いや〜、藍沢はいい奥さんをもらったな！」

名前「そんな、私は」

西条「これからも、あいつの事
　 支えてやってくれ」

名前「はい！

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