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しげは眉間に皺を寄せ、目を閉じふぅ、と一息吐くと俺に手を差し出した
赤「神ちゃん、マイクちょうだい」
「マイク？」
赤「俺、神ちゃんので歌うから」
「は！？
じゃあ俺どうするん！？」
しげはおれのマイクをひったくると、赤い色がはいったマイクを無理やり俺に握らせた
赤「神ちゃん無理してるやろ。
辛い思い、させられへん。これ持って待っててや」
そう告げすぐ立ち上がりメンバーの所へ向かってしまうしげ。
歌うな、って、こと……？
遠ざかっていく背中
俺だけが居ないWEST
「まって、まって、！」
追いつこうとするが足に力が入らず椅子から滑り落ちるように崩れ、地面に手をつく。
足がじんじんと痛むが知らない。
気にしてられないそんなこと。
後輩たちは2曲目に入ったのかテンションを上げて会場を盛り上げている
それなのに俺は情けないほど沈んでいた
しげの背中を見送るのがやけにしんどくて俯く。
1組のファンの子達の意見でここまでメンタルがやられ、気を使わせている自分が情けなかった。
それに置いていかれたことが何より、辛かった。
ぽたぽたと流れる涙がコンクリートの地面にシミを作る。
もともと向いていなかったのだ。
俺にアイドルなんて。
対して話も上手くないし笑いも取れない
歌もダンスも俺以上に上手い子が何十人といる。
おいつけへん、
隣に並んでいたしげは。もう背中さえ見えなくなっていたことに今更気づいた
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しいたけくじら(プロフ) - みさん» 次作もよろしければ目を通していただけたら嬉しいです！またよろしくお願いします！！ありがとうございました🥲 (2023年3月20日 13時) (
レス) id: f6bf4caf68 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけくじら(プロフ) - みさん» コメントありがとうございます！私も寂しくはあったのでお気持ちすごい分かります。なにかを思うきっかけになれたのであれば良かったです！暖かいお言葉、ほんと嬉しいです、！ながく続く幸せがありますように！と私も心から思っています！ありがとうございます！ (2023年3月20日 13時) (レス) id: f6bf4caf68 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけくじら(プロフ) - 七桃さん» 最後まで読んでいただいてありがとうございます！コメント頂けてほんと嬉しかったです！あー！いいですねその後もちょっと書いてみたいです！時間ある時ベッターで上げようかなあ、なんて考えてます笑ありがとうございます😭ぜひ！次作もよろしくお願いします！ (2023年3月20日 13時) (レス) id: f6bf4caf68 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - →つづきです。もちろんこの作品の中の赤緑くんも大好きでふたりの未来に幸あれと強く願います。また次回作も楽しみにしております！ (2023年3月18日 15時) (レス) id: 940141cb76 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - はじめまして、完結おめでとうございます。緑担の私にとって、MVの件に関しては少し寂しくもありましたが本人が悔しいと言わない以上ファンがとやかく言うことではないと思っていました。作者様の感じ方とは少し違うかもしれませんが、お話を通して少し落ち着きました (2023年3月18日 15時) (レス) @page47 id: 940141cb76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しいたけくじら | 作成日時：2023年2月16日 22時
