不安1 ar ページ37
俺は服が濡れるのも気にせず慧さんを抱いて風呂から出す
体を拭いて、旅館の布団を敷いて寝かせ、脱水症状かもしれないから水を用意する
とりあえず意識があるか確認
有「慧さん?慧さん…っ」
呼びかけるけど目を開けてくれない
わかってる、逆上せてるだけだって…
でも、でも…あの時の記憶と重なって…
有「慧…さん…っ、起きてよ…」
涙が勝手に流れて…
やだ、置いてかないで…
俺だけ、残して行かないで…
有「……慧…っ、けぃぃ…グスッ」
何故か自然と呼び捨てになってた
なんでだろう
この心臓の前の持ち主の大貴が、泣いてるのか?
いや、両方…俺も、大貴も、
ねぇ、起きてよ…
伊「…ん、ピクッ」
有「ハッ…慧、慧!グスッ」
伊「大、ちゃん…?」
まだ頭がボーッとしてるみたい
有「慧っ!、けぃ…ぅ、グスッヒック」
だっせぇ…18にもなって大号泣してる俺
でも、涙が止まらない…
よかった、慧さんの目が覚めて
1人にならなくて…
193人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yu-na(プロフ) - かなとさん» すみません、設定するのを忘れてました (2019年3月25日 15時) (レス) id: 055ffadab2 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月25日 13時) (レス) id: 0c77f35464 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:yu-na | 作成日時:2019年3月25日 10時