Lass mich los ページ3
ｻﾝ「!?」
?「は…?おま､…は?」
?「よう言えたな…凄ない?この子」
?「……」
?「むっちゃ肝座っとんな､君」
『……』
?「あれ?無視?」
?「無視やな」
?「面白い!」
『は?』
?「気に入ったゾ!こいつ､連れて帰ろう!」
?「はぁ!?何言っとんねん!」
?「あ〜､始まった」
?「こいつ飼いたいぞ!」
?「捨て犬とちゃうんやぞ!」
?「どっちかって言うと猫やない?」
?「どっちでもええわ!」
『人間ですが?』
?「ちゃんと世話もするゾ!」
『やから人間なんよ』
?「そう言うてちゃんと最後まで世話した事ないやろ!」
『………』
?「でも､僕もこの子欲し〜な〜｡"皆"気に入るやろ」
Aside
……あ､今の内なら逃げれんじゃね?
そうと決まれば…!
Noside
Aが走り出す
?「あ」
?「そんな話しとるから逃げたじゃないか!早く捕まえるぞ」
?「あんましたくないけど…許してな?」
銃声が路地裏に響く
銃弾は確実にAの太ももを射抜き
Aの太ももから鮮血が飛び出る
『っぁ…!』
Aside
痛い…痛い痛い!なんで……!
『ぅぅ……』
Noside
Aが地面に倒れ込む
『っう"……』
Aside
し､止血……せんと…アイツらが来る前に……!
Noside
Aがリュックからタオルを取り出し､太ももを圧迫すし､結ぶ
『は…は…』
しっかり､タオルが結ばれたのを確認しAが走り出す
?「ふむ､止血したか」
?「中々やるやん､あの子」
?「……ま､確かに普通の奴よりかは手慣れとるな」
?「なら､我々専用の医者にしよう!」
?「ペ神がおるやろ」
?「絶対､アイツを飼うんだゾ!」
?「なんでアイツにこだわるねん､会って数分もしとらんやろ」
?「仕草だな」
?「仕草ぁ?」
?「あぁ､恐怖と不安に苛まれているにも関わらず凛とした態度でそれを必死に隠そうとしていた…」
?「あぁ言う奴ほど､服従させたくなるだろう?しかも､本人は気づいていないと思っている」
?「まぁ､確かに｡やけど､そうゆう奴は他にも居ったやん」
?「だから､今判断するんじゃないか」
?「あ〜……なるほど」
?「え?何を?えちょ…」
七三分けの男と金髪の男が歩き出す
?「ちょ､分かっとらんの僕だけ!?まってや〜!」
後から､片目を隠した男が走り出す
￣￣￣￣￣
Aside
こっちに行ったら……よし､んで次は……
Noside
?「追い詰めたぞ」
『は…』
Aside
なんでや､めっちゃ走ったぞ…だいぶ離した筈やろ!
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作者名：肩乗りヒヨコ | 作成日時：2023年1月17日 1時
