〃 ページ8
＊
貴方side
『……慣れて、ますから』
【慣れてなんかない】
あぁ、思い出したくもないのに。
なんで出てくんだよ
『……』
何かをかき消すかのように、残りのメープルを飲み干した。
『…甘い。』
俺がいた会社より、数千倍甘い。
アソコはアレだな、会社全部がブラックだ。
だからと言って、珈琲が嫌いなわけじゃないからな?←
俺はどっちかっつーと、紅茶よりブラックコーヒー派だから←
カナダ「……Aくん、」
『、はいっ!?』
いかん、話がそれた←
慌てて返事をすると、彼は、何処か、困ったような笑みを浮かべ、それから。
カナダ「君には、
『あいつっ、て……アメリカさんですか?』
カナダ「うん。」
簡単なようで、難しい質問をしてきた。
『俺は……』
___
『………自分勝手で、他人を見下してて、』
特別、頭が良かったわけじゃない。
だからといって人柄が良いわけでも無かった。
あ、でも後輩は意外と味方多かったな。
『つまるところ、俺は自己中心的な人が大嫌いです。
…彼も、アメリカさんも、その要素を十分に兼ね揃えてる。…でも、』
カナダ「……?」
『……でも、嫌いになれない。
何故か分かりますか?』
さぁ、今度はカナダさんが考える番です。
ちょっと時間を置いたあと、彼はゆっくりと口を開いた。
カナダ「それは……
あいつに、悪気がないから?」
『正解です。』
ご名答。流石兄弟と言ったところか。
何とも言えない表情を浮かべるカナダさん。
とりあえず、笑い返しておいた。
___
カナダside
『……そろそろ、行きますか』
カナダ「…あ、僕が行くよ」
あのまま放置もアレですし、と付け加えて腰を上げかけた彼を制した。行くと言うのは、ホラゲをやっているアメリカのところへだろう。
『いや、でも、やらせたの俺ですし』
カナダ「ううん、」
いいから僕に任せて、と言うように見つめればしぶしぶだが納得をしてくれた。
___良かった。
カナダ「……それで
さっきの話、聞いてたでしょ?…アメリカ」
アメリカ「……」
ドア越しに話しかければ、ガタ、という物音がした。まさか、気づいてないとでも思った?
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フロックス(プロフ) - ありがとうございますm(_ _)m (2021年11月17日 21時) (
レス) id: 091c3771fc (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - フロックスさん» コメントありがとうございます。恥ずかしいとか可愛いとかの意味だったと思います！ (2021年11月17日 21時) (レス) id: 988d605ba2 (このIDを非表示/違反報告)
フロックス(プロフ) - すみません。"みったぐね"ってどういう意味ですか？ (2021年11月17日 18時) (レス) @page27 id: 091c3771fc (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫 - すみません、「続きます」のところで[完結]状態になっております。直した方がいいかと思います。失礼しました。 (2020年5月7日 13時) (レス) id: 33555fdbbd (このIDを非表示/違反報告)
melancholy.(プロフ) - あっしゅきです…。更新楽しみにしています！ (2019年11月18日 13時) (レス) id: 02f6747105 (このIDを非表示/違反報告)
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