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「悪い子！ 悪い子来た！？」
パタパタと駆けてくる足音にAが振り返ると、外側に跳ねた赤い髪が特徴的な単眼の女の子が見上げていた。「その子はニフティよ」とチャーリーが紹介する。
「ねえねえ、この子悪い子！？」
嬉しそうにピョンピョン跳ねる様子は可愛らしく、思わず笑みが溢れる。
「ハーイ、
よろしくね、と差し伸べたAの手目掛けてニフティはピラニアのように喰らいついた。
「ガウッ」
「わあっ！」
もし一秒でも引っ込めるのが遅れていたら指数本失っていてもおかしくはなかっただろう。Aは自分の反射神経に感謝した。
「ごめんなさい！ ダメよニフティ、そんなことしちゃ」
「いえいえ、いいんですよチャーリーさん。ちっとも、気にしていませんから」
――ユニークな
とさっそく思いついたジョークを口に出したくなったが、すんでのところで堪えた。流石に失礼である。
「うー、あんまり悪い子じゃない……」
対するニフティは少し残念そうな様子だった。『悪い子』が好きなのだろうか。
「チャーリー？ お客さんでも来たの？」
「そうなのヴァギー！ この子はA」
次に現れたのはチャーリーと同年くらいの小柄な女性だった。浅黒い肌にグレーの毛先が特徴的な長い白髪、後頭部には大きな赤色のリボンをつけている。左目は前髪で隠されているが、右目は……。
――あれ？
Aは彼女の目に違和感を抱いた。この淡い金色の瞳は……左目の上の赤いＸ印は……もしかすると天使、いや堕天使だろうか？
「なに？」
訝しげなヴァギーの声にAは我に返った。凝視しすぎていたようだ。
「失礼しました。あなたの瞳の色、陽光のようでとても美しいですね」
「ありがと」
「あ、そうだエンジェル。この前の――」
と口説き文句からすぐに切り替えたAに、ヴァギーは「忙しい子だね」とチャーリーに耳打ちした。
「思い出した！ テレビに出てた！」
ニフティがAを指差して「悪い子で最高だった！」とはしゃぐ。どうやらエンジェルとの共演映画のことを言っているようだった。
「そうそう、たまにAも出るんだ。男装してね。ボスが言うには『一部の層にウケるから』なんだって」
確かに、とチャーリーは納得する。ポ○ノ映画のことは理解できないが、Aは男装がよく似合っていた。
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リー・マキトータ(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！ 頑張りますね！ (2月23日 13時) (
レス) id: 042fe54ac4 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - リー・マキトータさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます☺️ (2月22日 20時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
リー・マキトータ(プロフ) - 名無しの夢女子さん» ありがとうございます！ 普段は割とクール寄りなんですが、一人で動画を観ている時はスラング連発したりと騒々しくなります🤣 (2月13日 9時) (レス) id: 6a8608f031 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの夢女子 - めっちゃ面白いです！夢主ちゃんがクールなんですけど、クール過ぎずギャグ過ぎずに人間味があって可愛いです（笑） (2月13日 7時) (レス) @page10 id: fb7b3e83f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リー・マキトータ | 作成日時：2024年2月8日 6時
