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寒くない【谷崎○一郎】 ページ36

ゆき様リクありがとうございます!

末広さんのキャラがわからないので掴み次第書かせて頂きます、申し訳ございません。

メリークリスマスイブッ!!


________



未だ雪の気配を見せないヨコハマ。

もう寒いのに降るのは雨ばかり。


『寒い〜!』


ギュッと躰を縮め、若干ながら内股気味に帰路を進む。

私は市内の小さなアパート暮らし。

学校の為に来たため其処まで住まいにはお金を掛けなかった。


建物を囲む塀をくぐり抜けて一番奥の部屋の扉の前に立つ。

……電気がついてる。

鍵も掛かっていない扉を開けると、其処にはいつもと違う服装をした彼がいた。


「おかえりなさい。」

『た、ただいま……。』


微笑んだ彼の手には菜箸。

それに白いニットはとてもあったかそう。

いつも肩の露出凄いからね。


「今日はナオミが与謝野さんの所に行くみたいでボク一人だったから来ちゃった。」


ズボンのポケットからはお揃いのキーホルダーの熊がぶら下がっている。

そっか……いいな女子会、私も今度誘ってもらおう。


靴を脱いで居間に上がり、コートと鞄をハンガーに掛ける。

今日は全部○が作ってくれるみたいだから私は炬燵に入る。

足が天国に入った。


『あったかあ…。』

「寒かったよね、今日。」


すると火を弱くした○は炬燵に入ってきた。

煮込むのか、手を掛けてくださってる。

途端足が何かと中る。

スッと足を横にずらすも何故か絡んできた。

これは…………○の足だな。


「温かいねェ…。」


そうのんびり口は云うも、足が段々上に来ていて何だか変だ。

足だけじゃなくて躰も暖かくなり、しまいには今では顔が熱くなっている。


「ねェ、如何して下を向いてるの?」

『…わか、ッてるくせ、に……!』


口が震えて上手く言葉が結べない。

暖かくないよ、熱いんだよ……。

もうさっきまでの寒さは何処へやら。

今じゃ炬燵を切ってしまいたい。


炬燵の上に置いた手に、ゴツゴツした大きな○の手が覆い被さる。

恐る恐る○を見ると、やっぱり熱を孕んだ瞳で私を確かに捉えていた。


互いにどちらからでもなく唇を合わせる。

熱い視線を互いに送り、熱い唾液を互いに交換し合う。

扉を一つくぐるだけで、其処には熱い部屋が待っていた。

祝!一周年だヨ!!→←甘々マカロン【条野採菊】


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包帯ぐるぐる中途ミイラ - 双黒と太宰さんの激甘系欲しい(^q^) (2021年7月15日 7時) (レス) id: eda798d5d2 (このIDを非表示/違反報告)
暁郗 - 何…っ!?728標目ですたぜ☆ (2021年1月11日 21時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 霧雨量 文月さん» お前か…!!721票目だったぜ☆ (2020年11月27日 22時) (レス) id: 5ca0190a67 (このIDを非表示/違反報告)
オムライス - 霧雨量 文月さん» お前か…!!601票目だった…! (2019年5月13日 22時) (レス) id: 09037b6243 (このIDを非表示/違反報告)
霧雨量 文月 - ふっ!評価600票目は頂いた! (2019年5月12日 17時) (レス) id: f9fda80f93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:博識のうさぎ(仮) | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年6月29日 23時

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