早口熱血漢×武闘派少女ってアリ？【早川充洋】Part2☆

54**空気読めよっ!!** ページ18

泉「そろそろ暗くなってきたね。」

中村「今夏だからな、もう6時回ってるかも。」


赤と紫の夕焼け空に覆われて、結局ずっと手を繋いで歩いた。


泉「荷物は明日私が持って行くよ。元々私が頼まれたことだし。」

中村「なら頼むな。」

泉「うん…。」



あんなに恥ずかしかったのに、今じゃ手を繋いでいるのが当たり前のように感じる。

不思議だな……


中村「浦城、今日はありがとうな。楽しかった。」

泉「お、お礼言うのはこっちだよっ。付き合ってくれてありがとね。それから私も楽しかった//」

中村「良かった。俺ばかりが楽しんでるんじゃないかって心配してたんだ。」

泉「そ、そんなに楽しかったの?」

中村「ああ。」



トクン……




中村の優しい笑みに胸が高鳴る。

………伝えていいかな。



中村が好きだって…




泉「あのねっ、中村っ!!」




トクン…トクン……




泉「わ、私……中村に…言いたいことがあって……っ」




中村っ、私………っ






泉「私っ、な…中村のことが……っ」







「すk「♪〜PiPiPiPiPi〜PiPiPiPiPi〜」!?」






私の鞄から鳴り響く着信音。


泉「ご、ごめんっ!ちょっと待って;」



携帯のディスプレイに表示されていたのは【早川充洋】

あんにゃろぉ〜いいところをぉ〜!!

乱暴に通話ボタンを押して電話に出る。



泉「もしもしっ」


『泉、今どこ!?』


泉「どこって駅前だけど?」


『−−−−−−−−』


泉「はっ!?





.





.






ファミレス?」

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