【ハイキュー!!】音駒に"いた"主将

大事件、発生 ページ13

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「「はぁ！？」」






この朝一番。

まだ日の明けない薄暗い空に


俺ら１年の声が響いた。






「っ！うるせぇ！……まぁ、そういうことだ。お前が主将をやれ、黒尾」





「ちょ、ちょっと待ってくださいよ監督！」






なんで、なんで！？

二年のほとんどが休むんだよ！？





「…んなもん、しるか。あの二年のことなんて分かりたくもないわい」





「そんな…」






Aは、か細い声で

残りの二年の先輩へ目を向ける。





「くそっ…本当に何なんだよっ！」





夜久も、海も、ほかの二年も

拳を握りしめて、下を向く。






本当だったら、今日は

結構強い高校との練習試合だった。




でも、肝心の主将と副主将がいなくて、音駒が機能するなんて


とてもじゃねぇけど、考えらんねぇ。







「とりあえず、お前が主将、綜馬が副主将をしろ」







「はい…」







なんて、勢いで主将にされた俺。




嬉しいっちゃ嬉しいけど







「頑張れ鉄朗くん！！」







俺、みんなにどう指示したらいいのか

全くもって、わかんねぇよ！？





「ほれ、早くバスに乗れ」







本当にどうしたらいいんだよ

俺より、海の方がみんなのこと見てんじゃ……






「ほら！早く乗らないと置いてくぞ鉄朗くん！！」





バスの窓を開け

身を乗り出しながら大声を出すA。





俺は、引きつった表情を浮かべながら







「な、なぁ…A。た、助けてくんねぇか…？」







多分、あの日から

俺はAに頼り始めていたんだ。





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モヤモヤ→←堕ちた猫。

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