【ハイキュー!!】五人の獣人と私 【番外編】

番外編 part２ ページ12

*.




「はは、神川様は冗談がお上手で」




「いやいや、本当の話なんですよ？」





うまい事言ってほいほいやってきた南川十条。




ココロが淹れたコーヒーをすすり、ガハガハ笑う姿は、汚らしい。




「それで、取引きなんですが……」




「…ははっ、私、取引するなんて言ってませんよ？」




「え？でも、メイドからは…」




混濁するよなぁ。

あー、滑稽、コッケイ。




Aがお怒りになるほど憎んでるんだ。お父さんが始末してやるからな。





「貴方が闇金に手を染めてるところを娘がね、見たんですよ。証拠だって、ほら」





机に並べた写真。


それを見るやいなや顔を真っ青に染め上げる彼は笑えるほど壊れていた。





「……死なない程度に痛めつけてあげますよ。だって、つまらないでしょう？」





__________無傷のまま警察につき出すなんて。





「お、お前っ！そんなことしたら…捕まるんだぞ！？」




「……あ？黙れよ」






胸ぐらをつかんで、壁に押し付ける。





「虫けらが」







「ひ、ひぃっ！」






まぁ。とにかく。俺を飽きさせないよう





「せいぜいいい声でなけよ？」







*.

番外編 part３→←番外編 （リクエスト）南川十条討伐の裏側

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す