同居恋愛～幸せにしたい、側にいて欲しい～ (ページ2)

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第1話　義理の兄弟ページ2

涼side

お父さんが離婚してから、10年経った。

お母さんの記憶は特になく、欲しいとも思わず、

父子家庭だったけど、一人暮らしさせてもらえるくらい自由に育ててもらっている

最近、10年も一人で俺を育ててくれたお父さんが、連れ子がいる人と再婚したらしい。

その子は俺と同い年らしく、俺が一人暮らししている部屋にこれから住むらしい

涼「どんな子だろ」

男の子で同い年って事だけ伝えられた

家に着くと、まだ誰も居らず、

空いていた部屋に段ボールが置かれている事くらいしか変わってなかった

(ゲームでもしよー)

暇つぶしにゲームをしてレベルを上げてると、急にピーンポーンとチャイムが鳴る

ゲームをやめ、楽しみに玄関に行きドアを開けた

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涼「………え」

瑞「、あ」

目が合い、気まずい空気が二人に流れる

とりあえず家に入れ、荷物を部屋に置かせる

俺と彼は、一言で言うとクラスメイト。

でも、全く接点がないから、赤の他人だったと言われると、そう。

瑞「初めまして、井上瑞稀です」

涼「橋本涼です、宜しく」

瑞「……、部屋行きます」

何となく話しづらくて、いつもは話題がバンバン浮かんでくるのに、全く浮かんでこなかった

少し考えてると、お父さんから電話が掛かってくる

父「どうだった？」

涼「……クラスメイトだった」

父「じゃあ、仲良いのか」

涼「いや、話したことない」

話せたらいいんだけど…

いつも教室の隅の席にいて、話しかけないでオーラを出してるから、

こんな俺でも話しかけられない

瑞「橋本くん、」

涼「よし、名前から決めよ」

瑞「え？」

涼「兄弟だから、どっちも橋本くんだし」

まず、呼び名から決めることにした

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