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『ねぇ、光くん』
光「なんですか？」
『もしかしたら、その...間違ってるかもしれないんだけどね』
自信なさげに言う私に、「間違っても大丈夫ですよ」と光くんは安心させるように、柔らかく微笑んだ。
私も安心して、頷いた。
『このしおり、その穴が空いている場所に入る気がするの』
光「入る...？」
私が言っていることがよくわからないのか、彼は可愛らしく首を傾げた。
『えーっとね、つまりこういうこと』
私はそう言って、その場所にしおりを入れた。
すると、
光「え、Aさん。これって...」
光くんが驚いたように私を見る。
私はそんな彼を見て頷いた。
『このしおりの色は、ここに当てはめて使うものだと思う。だって、こうすることによって穴の数がわかるもの。きっと穴の数が番号を表しているんだよ』
私の説明を聞いて、光くんは目を輝かせた。
光「さすがAさん、すごいです！」
『え、あ、ありがとう』
普段から褒められ慣れていない私は、少し照れながら答えた。
『このドアにもしおりと同じ色が示されてるから、その順番に合わせて入力すれば...』
赤、緑、白、青色の順番で入力すると、番号は1237になる。
私は数の確認をしながら、順番に番号を入力していった。
そして、
光「あ！開きましたよ、Aさん！」
ロックされていたドアが解除できたと同時に、光くんが嬉しそうな声を上げた。
『よかった、合ってて』
私は安心して胸を撫で下ろした。
光「先に進みましょう、Aさん」
『うん、行こっか』
離れないように手を繋ぎ、私たちはドアを開けた。
ドアを開けた先には、何もないジグザグとした廊下が続いていた。
辺りはしーんと静まりかえっていて、逆に不気味に感じる。
『なんか迷路みたいだね、ここ』
そんな恐怖を壊そうと笑って言ってみたが、光くんはニコリともしなかった。
それどころか、少し険しい表情で辺りを見回している。
『光くん...？』
ただごとではなさそうな彼の雰囲気に、少し戸惑う。
光「ここ、おかしいと思いませんか？」
『え？な、なんで？』
急に口を開いたかと思うと、彼はそんなことを言い出した。
さらに戸惑う私に、光くんは言った。
光「ここはあまりにも、静かすぎるんです」
嫌な予感がする、とでも言いたいのだろうか。
私が声をかけようとした、その時だった。
光「！？下がってくださいっ！」
彼ははじかれたように後ろを振り向いた。
と同時に、私を自分の後ろに回した。
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水無月梅雨(プロフ) - 風丸さんと円堂さんが死んで、その次は推しのヒロトくん！号泣しました。一星くんと両想い、おめでとう (2020年8月17日 14時) (
レス) id: 94c4844f93 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 良かった…ちゃんと、かえって来てくれた！ (2020年6月19日 19時) (レス) id: c80579e6b6 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶之夢 - 風丸と円堂、ヒロトで大打撃なのに次は誰が死んじゃうのよ!更新頑張ってください！ (2020年6月15日 21時) (レス) id: c7cfce80ec (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 光くん、ずっと守っていてくれてかっこいい！最後光くんが部屋から出ていっちゃったけど、どうなったんだろう。更新頑張って下さい(^o^)/ (2020年6月6日 18時) (レス) id: c80579e6b6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - 光くんむっちゃほんとにかっこよすぎる………Yニャンさんのお話ほんとに大好きです……！更新頑張ってください( *´艸｀)応援しています！ (2020年6月4日 12時) (レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
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