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「ええやん、ええやん！賛成や！！みんなもそうやろ！？ほら賛成の人拍手！！！」
最初はまばらだったが最終的に拍手喝采。こういう時のこいつはさすがだ。
「いや、俺はコンクールに出たい。だからここには居れない。世話になった。」
スッと楽団員の1人が立ち上がってそう告げて、荷物をまとめて帰っていった。その姿を見て他数名も帰宅していくようだ。
「退部届けはしっかり提出する様に。悪かった。俺の独壇場になって。それでも俺はこの楽団を変えたかったんだ。」
元々の8割となった人数で、ミーティングは続いていく。
「とりあえずアイツには顧問を辞めてもらうようにする。この楽団の責任者は俺になる。部活動という名目上、どうしても顧問が必要だから音楽に全く興味のない名前だけ顧問を今探しているところだ。異論は、ないな？」
はい！と残ったメンバー、いや。これから一緒に音楽をするメンバーは明るい声でしっかりと返事をする。
「お前たちのいい反応を見れて、正直安心している。ありがとう。ここから始まっていく。主役は、我々だ！！」
拍手と共に今まで見たことのない笑顔で「よかったね」なんて横の人と話す団員たち。これでいい。やっとみんなが平等に舞台に立てる。上手いとか下手とか関係ない。
「その上でいくつか役職を追加したい。音リーダーとセクションリーダー。もうこちらで決めてあるので発表させてもらう。トントン。」
「はい、この度副団長ということで。あと音リーダーと木管のセクションリーダーさせていただきます。次に音リーダーもう1人。ロボロ。」
「えっ！？俺ですか！？」
ガタッと立ち上がり持っていたペンやメモをバラバラと落としている。急やしそりゃびっくりするわな。
「絶対音感もある。耳もいい。何よりいろんなジャンルに強いのは知ってるで。一緒に頑張っていこな。」
「はい…。」と少し弱気な声で返事をする。自信がないんやろうけど、ロボロなら任せてもええんちゃうかなって。
「次金管セクションリーダー。…コネシマ！」
「っしゃー！みんな俺についてくるんやで！！」
先程とは打って変わってやる気満々。こいつのリーダーシップというか人を引き寄せる部分は絶対向いてる。
「んで最後。打楽器セクションリーダー。」
え、パートリーダーおるからいらんと思ってたけど、打楽器にもセクションリーダー着くんや。
「打楽器セクションリーダー、…ゾム！」
僕かい。
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ゆき(プロフ) - 私トロンボーンやってるのでめっちゃ嬉しいです！ (2022年2月6日 21時) (
レス) @page3 id: 19aa4f8e66 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - テナーサックスとか、フルピとか、アルトクラバスクラ、その他担当がいないような描写になってますが、一応100人近くの大編成吹部の中でのwrwrdにスポットを当てたお話なので、担当がいないって事はないです。 (2020年11月5日 2時) (レス) id: 1ab42e03ba (このIDを非表示/違反報告)
あかり - 私の推しが私と同じ楽器を吹いてくれていてものすごく嬉しくて騒ぎましたwwこれでアンサンブルコンテストの練習も頑張れそうです！金管殺しの曲！（ｲｻﾘﾋﾞﾉｳﾀ)勇気もらいました！これからも更新頑張ってください！ (2020年11月2日 20時) (レス) id: 37edc6f967 (このIDを非表示/違反報告)
赤月奏楽 - 僕オーボエパートなんですけど、同じパートの二年の先輩がめうめうJK推しなんですよ。で、発狂しましたwwwうちの部のバストロの先輩上手です。テナーサックス居らんのか…今年は入部した一年が少ないけど、アルトとテナーは1人ずつ居ますね。 (2020年11月2日 19時) (レス) id: 0a13c144ca (このIDを非表示/違反報告)
とあ(プロフ) - バリもいる、アルトもソプラノもいる。そして居ないテナー() (2020年10月23日 17時) (レス) id: de24240d35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル | 作成日時：2020年9月15日 1時
