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百七話 ページ17

俺達は竹林を走っていたが、明らかに土方の様子がおかしい。

そりゃ、血まみれで息は切れてるし、ペースダウンはするわな。

土「あぁ、くそ、煙草辞めようかな」

新「しっかりしてください!!!」

九兵衛一人だが、相手の足は速かった。恐らく逃げきれない。

すると、急に土方が此方に背を向けた。

土「いけ」

A「何?」

新「土方さん……!」

土「心配すんな、テメェらの為じゃねぇよ。言ったろ、俺ァ喧嘩しにきただけだ。まだ不完全燃焼だからな。
それにてめぇがやられたら、この喧嘩負けなんだよ。
A、後は頼むぞ」



姉貴に会えと言われ、志村君は土方の背を向けた。

新「今度マヨネーズ奢ります、行きましょう、Aさん!」

A「あぁ、土方…分かってると思うが、油断するなよ」

そう言い残し、俺と志村君は、先を急ぐ。


A「土方…」

新「Aさん、土方さんなら大丈夫ですよ!絶対に負けません!」

志村君、悪いけど土方は負ける……だって、いやあえて言わないでおこう。

A「あぁ、そうだな」

話してうちに、人の出入りが女性だけの屋敷をみつけ、そちらの方に足を進めた。


すると何やら騒がしかったのか、その騒ぎが近づくにつれ、先頭を走るお妙の姿が目に入った。

が、その目の前に柳生家現当主、輿矩が立ち塞がったものの、新八が蹴り飛ばし、お妙の手を取り駆け出して行った。

すげぇ、やる時はやるじゃん。そう感心していたが、直ぐに志村君達の後を追いかけた。

すぐに追いついたものの、何やら2人で言い争いをしており、冷たく目線を合わせずに答えた妙のことを新八が平手打ちしていた。

A「え!?志村君何してんの?」

妙「Aさんまで……」
新「もういっぺん言ってみろコノヤロー!!お前今なんつった!!」

が、志村君も同じように平手打ちされ、力の差なのか床に転がった。

えー、そこまでやる?

妙「私だって……私だってみんなと…ずっと一緒に居たいわよ!!
でも…でもダメなの!!私が…私が九ちゃんの左目になってあげないと!!」
A「左目…?」
新「姉上…それはどういうことですか?」

九「お妙ちゃん、君はそんな事をまだ気にしていたのか。
新八くん、君は知らないと思うが、幼い頃、僕は左目を失って
ね、そこにお妙ちゃんも居合わせてたんだ。」

何かを引きずるような音と共に九兵衛の声が聞こえ、バッと振り返ってみると、

九「責任を感じる必要は無いといったのに、僕はむしろ感謝してる位なんだ。」


新「土方さん!!!」

そこには、ボロボロの姿で血塗れになって倒れていた土方だった。

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あしゅ - 続きが気になります……!これからも無理のない範囲で頑張ってください!応援してます! (11月25日 0時) (レス) id: d6b5e366a4 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 私も台本書きが気になりました...。 (11月20日 12時) (レス) id: b9dbee0f0f (このIDを非表示/違反報告)
きゃねこ@FGO垢(プロフ) - 台本書きで読みにくかったです。 (11月19日 12時) (レス) @page24 id: b9dbee0f0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Metal | 作成日時:2023年9月21日 8時

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