百六話 ページ16
近「どうした?お前がここまで斬るなんて珍しい」
A「いや、久々にキレましたよ。なんか侮辱された感じだったので」
俺は、木刀をしまい近藤さんの所へ歩く。
すると志村君の隣に立っていた土方と目が合った。
A「言っておくが、お前には絶対に負けない。
必ず超えてやるからな」
それを聞いた土方は悪ガキのような笑顔で、
土「上等だ。俺を超えるなんて百年早いんだよ。」
そのやり取りを見ていた新八は、心の中でお互いの信頼関係は抜群だと思った。
___________________
俺たち四人は、先を急ぐべく屋敷内を歩いていたが、途中近藤さんがトイレに行きたいと言っていたので、近藤さんのトイレ終わりを待つ。
土「そうか、総悟がやられたか。
いい気味だ」
A「え!?総悟負けたの?
……ていうか何くわえてるの?」
どこで拾ってきたのか煙草ではなく花火を口にし、火を灯していた。
土「……お互い考えがちと甘かったな」
新「土方さん綺麗です、それ」
土「ただの道場剣法だと思ってたが、三下でもあのレベルじゃ先が思いやられるぜ」
新「土方さん」
A「ダメだ、この人全然聞いてない」
バチバチと美しい閃光は本当に綺麗だが今ではない。
するとついに柳生九兵衛と東城歩が姿を現し、真っ直ぐとこちらへ向かってくる。
新「ちょっと!!まっすぐこっち来ますよ!」
土「どういうこった?何で俺達の居場所が……」
A「いや、その口にくわえている物のせいだよ」
土「まずい、今の状況じゃロクにやり合える気がしねぇ。
退くぞ」
新「近藤さん、何やってんすか!!!早く出てきて下さい、逃げますよ!!!」
しかし、何度呼びかけても扉は閉まっているだけで返答はない。
新「あれ?返事がない。先に逃げちゃったかな。
土方さん!Aさん!近藤さんもういないみたいです」
土「仕方ねぇいくぞ!!」
A「志村君!早く!」
そう言って俺たちは、この場を後にする。
途中、近藤さんの悲鳴がトイレから聞こえたが、気のせいだろう。
その時、近藤がどれほど大変なことに陥っていたことに俺達は知る由もなかった。
83人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あしゅ - 続きが気になります……!これからも無理のない範囲で頑張ってください!応援してます! (11月25日 0時) (レス) id: d6b5e366a4 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 私も台本書きが気になりました...。 (11月20日 12時) (レス) id: b9dbee0f0f (このIDを非表示/違反報告)
きゃねこ@FGO垢(プロフ) - 台本書きで読みにくかったです。 (11月19日 12時) (レス) @page24 id: b9dbee0f0f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Metal | 作成日時:2023年9月21日 8時