六話 喧嘩はグーでやるべし ページ8
「副長オオオ！！」
「局長が女にフラれたうえ、女を賭けた決闘で汚い手を使われたってホントかァァ！」
会議中、その言葉と共に先日の近藤の話が出てきた。
「女にフラれるのはいつもの事だが、喧嘩で負けたって信じられねーよ！！」
「銀髪の侍ってのは何者なんだよ！！」
土「会議中にやかましーんだよ、あの近藤さんが負ける訳ねーだろうが。
誰だくだらねえ事たれながしてんのは」
するとみんながピシッとAの隣で一緒にお茶を飲む沖田を指差した。
「沖田隊長がスピーカーでふれ回ってたぜ！！！！」
沖「俺は土方さんから聞きやした」
土「・・・コイツにしゃべった俺がバカだった・・・」
「なんだよ！！結局あんたが火種じゃねェか！！！！」
「偉そうな顔してふざけんじゃないわよ！！」
「ってことは何？まじなのあの噂！？！？」
A「ちょっと待ってくれ、みんな。最初に言い出したのは俺・・・」
ぎゃあぎゃあ騒いでる為、皆んなにはきこえていない。
A「(ダメだ聞こえてない。そして土方、そろそろキレそう)」
土「うるせェェェああ！！」
あまりの五月蠅さにキレた土方は机を蹴飛ばした。
土「会議中に私語した奴ァ、切腹だ。
俺が介錯してやる。山崎・・・お前からだ」
山「え�爐┃爐┃燹�？俺・・・何もしゃべってな・・・」
土「しゃべってんだろーが現在進行形で」
おい、土方、さすがにやりすぎだ。
いくらうるさいからと言って退に八つ当たりは無いぞ。
ガラッ
近藤「ウィース。
おお、いつになく白熱した会議だな」
そこに事の発端の張本人、近藤勲が現れた。
「よ〜〜〜し、じゃあみんな、今日も元気に市中見廻りに行こうか！
ん？どうしたの？」
近藤さん、あなたはもうちょっと空気を読んでくれ。
土「ハァーー」
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作者名：Metal | 作成日時：2023年5月31日 23時
