三十八話 ページ41
A「本当に、やるんだな?」
土「…あァ」
あの後Aは、子供達を屯所に預け、土方と現場に向かった。
沖「土方さん、Aさん……なんで?」
土「……馬鹿なことやってる部下をとめねーところで、俺も馬鹿なんだよ」
A「……その判断に従った俺も、馬鹿なんだ」
そう言って沖田と並んだ。
煉獄関に部下を引連れて入ると、既に銀時たち万事屋が暴れ回っており、沖田は気付かれないようにここの代表?とされる男の後ろに降り立つと刀を後ろから突きつけた。
沖「理解できねーか?
今時弔い合戦なんざ、しかも人斬りのためにだぜィ?得るもんなんざ何もねェ。わかってんだ。わかってんだよ、んなこたァ
だけどここで動かねーと、自分が自分じゃなくなるんでィ」
「てっ……てめェ、こんなマネしてタダですむと思ってるのか? 俺達のバックに誰がいるかしらねーのか」
ビビりながらも答えるが
沖「さァ? 見当もつかねーや。一体誰でィ」
残りの奴らを隊士達が取り囲む。
土「オメー達の後ろに誰がいるかって?」
土方も沖田と同様偉い人に刀を向ける。
土「僕達真選組だよ〜」
沖「アララ、おっかない人がついてるんだねィ」
「ヤベエ!!!幕府の犬だ!!!」
「すらかれぇ!!!!」
それを見た観客たち、代表たちは我先にと逃げ出して行った。
A「1人たりとも、逃すな!!全員確保しろ!!」
別働隊として待機していたAと残りの隊士達は、Aの合図で動き、捕まえようとする。
逃げ出そうとした煉獄関の連中に手錠を付けたり色々なことをしていると、いつの間にか雨は止み、空は紅く染まっていた。
沖「結局、1番デカい魚は逃がしちゃったみたいで
悪い奴程よく眠るとはよく言ったもんで」
銀「ついでにテメェも眠ってくれや、永遠に。人のこと散々利用してくれやがってよ」
沖「でも助けに来てあげたじゃないですか。ねェ? 土方さん、Aさん」
A「ん?」
土「黙っとけ、A」
(名前「えっ、なんで?」
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作者名:Metal | 作成日時:2023年5月31日 23時