真選組の右腕【銀魂】 (ページ36)

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三十三話ページ36

「あのぉぉぉ。どうもぉぉぉ。
すいませんでしたぁぁぁ」

逆さにされ吊るされている幽霊、いや、顔の影がやたらと強い蚊に似た天人が真選組を襲っていた犯人であった。

隊士達は全員回復し、事情を聞いている。
その中に、Aも一緒に聞いていた。

「私、地球でいういわゆる蚊みたいな天人で。最近会社の上司との間に子供ができちゃって、この子産むためにエネルギーが必要だったんです。あの人には家庭があるから、私１人でこの子育てようって」

なんだよそれ、

昼ドラみたいな内容だなオイ

「それで血を求めてさまよってたら、男だらけでムンムンしてる絶好のエサ場を見つけて、つい……。ホントすいませんでした。でも私強くなりたかったの。この子育てるために強くなりたかったの！」
近「スイマセン、その顔の影強くするの止めてくれませんか」

こうして幽霊騒動は幕を閉じ、今回の件の報告書を土方に届ける為、土方の部屋に行こうとしたら途中、神楽と出会った。

神「あっA、銀ちゃん見なかったアル？」
A「坂田なら土方と一緒にいると思う、ちょうど用があるし一緒に行こうか」

神楽と一緒に土方の部屋に入ったが誰もいなく、縁側から声が聞こえたので声をかけた

神「銀ちゃんそろそろ帰…」
A「土方、今回の件の報告書を…」

光の速さで2人は縁側の下に消えていった。

神「……何やってるアルか2人とも」
「「いや、コンタクト落としちゃって」」

土方も銀時も2人同時にそう返していた。

コンタクト落とすって何www、

……つーか二人とも普段眼鏡かけてないじゃん。

やっぱり仲がいいな、二人共

その様子を見て心の中で笑うAだった。