検索窓
今日:54 hit、昨日:48 hit、合計:27,889 hit

二十八話 ページ31

土「ひでーなオイこれで何人目だ?」
沖「えーと、18人目でさァ」
A「隊士の半分以上がやられてるな…しかも何かうなされてるように」


怪談話の数日後、隊士達は急に倒れ始めた。
最初は何かの病気かと思ったが、熱も出てないし、特にこれといった症状は無いし。
ただ、全員「赤い着物の女…」とやらを、上言の様に呟いている。

土「冗談じゃねーよ、天下の真撰組が幽霊にやられて寝込むなんて…恥ずかしくて口外出来ねェ」
近藤「トシ…俺は違うぞ!マヨネーズにやられた!」
土方「余計言えるか」
A「(マヨネーズにやられるってなんだよ)」



近藤の部屋でお茶を飲みながら、今回の件で話し合いをした。



沖「みんなうわ言のように赤い着物をきた女と言ってるんですが稲山さんが話してた怪談のアレかな?」
土「バカヤロ、幽霊なんざいてたまるか」
近「霊を甘く見たらとんでもない事になるぞトシ、この屋敷は呪われてるんだ。
きっととんでもない霊に取り憑かれてるんだよ。」
A「でもその話は、稲山さんが話したフィクションだろ?それでみんなうなされるっておかしくないか?」

お茶を飲み終わり、見廻りに行こうと立ち上がった瞬間


山「局長連れて来ました」
近「オウ山崎、ご苦労!」
 
部屋から覗いてみるとそこにはチャイナ服に帽子にサングラスの子や、弁慶のような格好に眼鏡と付け鼻をつけている子、平安時代の貴族が着るような着物に顔を包帯でグルグルに巻き、頭には笠を被っているおそらくこの中のリーダー?とされる男がたっていた。


A「退、誰だコイツら?」
山「拝み屋です」
土「なんだコイツらは…サーカスでもやるのか?」
近「いや、霊をはらってもらおうと思ってな」
土「オイオイ、冗談だろ、こんな胡散臭い連中……」
包帯男?「あらっ、お兄さん背中に…」
土「なんだよ…背中になんだよ…」
チャイナ?「ブブッ、ありゃもうダメだな」
土「なにこいつら、斬ってイイ?斬ってイイ?」
A「落ち着け、土方。…近藤さん、そろそろ見廻りに行ってきます。
近「おう、なるべく早く帰るんだぞ」


入れ替わりで拝み屋が近藤の部屋に入ると同時にAは拝み屋だけに聞こえる声でつぶやいた。

A「うまく頑張れよ……









万事屋」


万「……!?」






気付いてないと思った?残念、最初からわかってたよ。

二十九話→←二十七話 ベルトコンベアには気を付けろ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
48人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 真選組 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Metal | 作成日時:2023年5月31日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。