十八話 ページ20
・・・うん
「「「「(…………ルール関係ねーじゃん)」」」」
叩いて被ってじゃんけんとはなんだったんだろうか。
地に伏せた近藤の前に立つお妙を見て全員がそう思った。
「局長ォォォォ!!!」
「てめェ!!何しやがんだクソ女ァァ!!!!!」
妙「あ"〜〜〜〜〜?やんのかコラ」
「「「「「「すみませんでした」」」」」」」
新八と山崎とA以外のみんなが全員で土下座をしてしまう
山「新八君、君も大変だね……」
新「もう慣れましたよ」
その様子を見ていたAは本を持ち、スッと立ち上がる。
新「あれ?Aさん、どこに行くんですか?」
A「向こうの桜の木の下で本を読んでくる。
終わったら呼んでくれ」
Aはまるで興味がないように、向こうへ行ってしまった。
新「Aさん、どうしたんでしょう?」
山「補佐官は、読書が趣味なので静かに読みたいんでしょう・・」
Aside
ようやく静かに本を読める、しかしあのお妙さんと言う女性、
恐ろしくも美しいな、そりゃ近藤さんも惹かれるわな
そういえば、土方と銀時さまってどこか似てるんだよねー
まあ、気のせいか
それに総悟と神楽ちゃんも良きライバル関係になったりして・・・
Aの予想通り、沖田と神楽は途中からただの喧嘩になっていたり
銀時と土方はお酒が弱いと言う事で、お互い完全に酔っている。
山「お互い妙な上司がいて大変ですね。一緒に飲みましょーか。グチを肴にして」
新「じゃあ、Aさん呼んできますね」
新「Aさーん、終わりましたよー」
A「あ、終わった?じゃあすぐ行くよ」
栞に本を挟んで新八と一緒に歩き、陣地に行く。
A「あれ?そういえば土方と銀時さまは?」
山「あー、あの二人ならどこかに消えましたよ」
Aは「そうか」といいお酒を飲む
妙「もしかして、あなたが新ちゃんが言っていたAさん?」
A「はい、志村妙さまですね、真選組副長補佐を務めている真田Aと申します。」
妙「そこのゴリラがねぇー、もうしつこいぐらいストーカーしてくるのよ、後で言ってもらえるかしら?それと、そんな畏まらなくて気軽に下の名前で呼んでね」
A「・・・はい、ではお妙さん、よろしくお願いします。それと必ず注意しときます。」
全く近藤さんったら、そりゃしつこかったら殴られるわ。
こうして楽しい花見は無事終わった。
48人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Metal | 作成日時:2023年5月31日 23時