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十三話 ページ15

沖「はあ〜、底無しのお人好しだあの人ォ」
A「それが局長の長所でもあり短所でもあるからな
それに、局長がいなかったら今の俺はいない」
沖「・・・・そう言えばAさんは、あの日のこと覚えてるんですかィ?」

A「忘れる訳ないだろ、局長や皆んなに出会えた事、俺は誇りに思うし、大げさかもしれないけど、光を灯したみたいだったから」

沖田と昔話をしていると・・・


ドォォォォン!


「「!?」」


「「局長ォォォ!!」


テロリストから禽夜を庇った近藤が撃たれ、事態は変わった。


土「山崎!」
沖「近藤さん!!しっかり」
A「局長!!」

禽「フン!猿でも盾代わりにはなったようだな」

その一言でカチンと来た沖田は柄の部分を握った。

A「やめっ!!」
土「やめとけ、瞳孔が開いてんぞ」



沖田を止めようとしたAより早く土方が止めていた。






近藤の部屋にて





山「ホシは″廻天党と呼ばれる攘夷派浪士集団
桂達とは別の組織ですが、負けず劣らず過激な連中です。」
土「そーか、今回のことは俺の責任だ。指揮系統から配置まで全ての面で甘かった。もっかい仕切り直しだ」
「副長」
原「あのガマが言ったこと聞いたかよ!
あんな事言われてまだ奴を護るってのか!?
野郎は人間のことをゴミみてーにしか思っちゃいねー
自分をかばった近藤さんにも何も感じちゃいねーんだ」
山「副長、勝手ですがこの屋敷色々調べてみました。倉庫からどっさり麻薬が・・・
もう間違いなく奴ァクロです
こんな奴を護れなんざ、俺たちのいる幕府っていうのはいったいどうなって・・・」
土「フン、何を今さら」
「「!」」
土「今の幕府は人間のために機能してねェ、んなこたァとっくにわかってたじゃねーか
てめーらの剣は何のためにある?幕府護るためか?将軍護るためか?俺は違う
覚えてるか?
あの頃、学もねェ居場所もねェ剣しか脳のないゴロツキの俺達を
きったねー芋道場に迎え入れてくれたのは誰か
廃刀令で剣を失い道場さえも失いながらそれでも俺達見捨てなかったのは誰か
失くした剣をもう一度取り戻してくれたのは誰か

・・・幕府でも将軍でもねェ、親の大将はあの頃から近藤さんだけだよ」

A「・・・・・・」

そう言って土方は部屋を出た。

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作者名:Metal | 作成日時:2023年5月31日 23時

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