普段作り笑いの夢主が泣いてみた。 フランさんリクエスト ページ44
【カバネ】
『、、、あれ?』
いつも通りの日々を過ごし、いつも通り笑顔でいる。
、、、そう誓ったのに。
、、、、、何故、泣いているんだろう。
涙が止まらない。
目を擦るが、止まらない。
何故?何故?
「、、、A?」
不意に後ろから声が聞こえ、慌てて後ろを向く。
なんとか涙を抑えて、『どうしたの?』といつも通りの笑顔を見せた。
するとカバネは顔を顰めて、顔の目元に手を擦り寄せた。
「隠さないで。」
目元が腫れていたからかバレバレのようだった。
私は溢れてくる涙の意図が分からずに、わんわん泣き続けた。
【シキ】
私は夜になると人が変わったように泣く。
基本、昼は笑顔だが本性はこっちだ。
いつも何かに怯えている。
怖くて怖くてしょうがない。
この日もいつもの夜だった。
ベランダに出て、いつものように月を見ながら静かに泣く。
、、、それをシキが見ているとは知らずに。
後ろから抱きしめられたと思いきや、手を引かれて面と向かった状態になる。
私は目を背けると、シキは
「、、、なんで泣いてんだ」
と、ド直球に聞いてきた。
私はただ、分からないとしか言えなかった。
こんな姿見せたくないのに、という本音が分かったのか、シキは静かに私を抱きしめた。
「もっと俺を頼れよ、、、。」
【アキラ】
「えっ、、、A、ちゃん?」
信じられないものを見たかのように顔を青ざめる彼を横目に苦笑したAは『見られちゃったかぁ。』と呟く。
、、、そこにはいつも笑っているはずのAが、大粒の涙を流して立っていた。
『お母様とお父様のことを思い出してしまったの。
一度思い出してしまうと中々涙が止まらないから。』
「、、、もっと僕を頼ってよ!
これでも、、、かっ、彼氏、、、なのに!」
少し怒り口調な彼を見て、頬が緩んだ。
、、、何かがふっきれたような気がした。
【イヌガミ】
今日も仮面を外す。
プツリと糸が切れたように
倒れ込む。
そして意識を
手放す。
(next ゚Д゚)ノ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「A〜。ちょっと悪、い、、、、、が、」
9時頃、イヌガミはAの部屋に1枚の紙を持って入ってきた。
しかし、Aは深い眠りへと堕ちていった為、一向に目覚めなかった。
126人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫織 - ごめんなさい間違って二回送りましたw (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
紫織 - めちゃくちゃ好き…。あ、あと細かいこと言いますが、ミハイさんの一人称は『私』ですよ〜! (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
紫織 - めちゃくちゃ好き…。あ、あと細かいこと言いますが、ミハイさんの一人称は『私』ですよ〜! (5月2日 6時) (レス) @page6 id: 848ebe42bd (このIDを非表示/違反報告)
おたく - 感謝です (2021年4月13日 19時) (レス) id: 079add305b (このIDを非表示/違反報告)
也中川 治 - おたくさん» 了解です!リクエストありがとうございます!ですが、この小説は50話で埋まってしまって書けない状態なので、作者名をクリックして下さい!続編で書かせていただきますね(^ω^) (2021年4月13日 17時) (レス) id: c86b5ed4b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者ホームページ:無い! 作成日時:2021年2月12日 7時